自転車のハンドルが低いと前傾姿勢になるので、背中や首が痛くなることがあります。特に街乗りは、高い位置のハンドルで上半身を起こして走行した方が、周囲を見渡せるので走りやすくなります。本記事では、自転車の低いハンドルをコラム延長で高くする調整方法について解説していきます。
自転車の低いハンドルをコラム延長で高くする方法
ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなどには、ハンドルの高さ調整をするためのコラムスペーサーが組み込まれているので、ハンドルとコラムスペーサーの位置を上下入れ替えることで、ハンドルを高くしたり低くしたりすることが可能です。
しかし、ハンドルの高さ調整をするための軸となるコラムの長さは限界があるので、ハンドルを低くすることはできても、コラムの長さ以上にハンドルを高くすることはできません。
そこで、必要になってくるのが、コラムを延長するための「コラムエクステンダー」というパーツです。コラムエクステンダーの取り付け方は、まずは六角レンチでトップキャップのネジとステムの横のネジを緩めて、トップキャップとハンドルを外します。
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すると、内部にコラムナッターが組み込まれているので、これを六角レンチで外してから、代わりにコラムエクステンダーを差し込んで固定します。後は、コラムスペーサーでお好みの高さまで調整したら、再びトップキャップを取り付けてネジで固定します。
この時に、ネジを締める順番は、トップキャップの上のネジを締めてからステムの横のネジを締めて、再度トップキャップの上のネジを締めて確認するようにしましょう。ヘッドパーツのネジの締め方とガタつきについては、以前に書いた記事があるので合わせてご覧ください。
その他にも、「アジャスタブルステム」というパーツでステムの高さや角度を調整する方法もあるのですが、このパーツを付けると自転車の見た目が大きく変わってしまうので、比較的自然な見た目に仕上がるコラムエクステンダーの方がおすすめです。
コラムエクステンダー
六角レンチ
ママチャリ(シティサイクル)のハンドルの高さ調整方法
ママチャリなどのシティサイクルのハンドルの場合は、ロードバイクやクロスバイクなどと違って、もっとシンプルな構造になっているので、コラムエクステンダーでコラム延長したりコラムスペーサーで高さ調整するわけではありません。
ママチャリのハンドルの高さ調整方法は、ハンドルの軸の部分の上にあるプラスティック製のキャップを、マイナスドライバーを隙間に差し込んで外してから、内部のネジを六角レンチで緩めます。この時に注意しておきたいのが、ネジを緩め過ぎないことです。ネジを緩め過ぎると、ハンドルの軸を固定しているパーツが内部に落ちてしまうので気を付けましょう。
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ハンドルの軸の上部になるネジを緩めると、軸が上下に動くようになって高さ調整できるようになります。ただし、自転車の低いハンドルを高くする場合は、軸の横に限界値を示すラインが刻まれているので、その高さを超えないように注意してください。
お好みの高さまでハンドルを引き上げたら、ハンドルと前輪が垂直になる位置で、軸の上部のネジを締めて固定します。曲がったハンドルを真っ直ぐにする方法については、こちらの記事をご覧ください。
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