自転車が強風で倒れてしまって、地面と激突したハンドルが曲がってしまうことはよくあることです。そんな時は販売店に持っていけば、すぐに直してくれると思いますが、ハンドルの向きが曲がった程度でしたら、自分でまっすぐに調整するのは、それほど難しいことではありません。
自転車の曲がったハンドルをまっすぐに調整する方法
ハンドル自体が変形している場合は、新しいものと交換する必要がありますが、大抵の場合、ハンドルの向きが曲がってるだけなので、簡単な作業で直すことができます。
自転車のハンドルは、ステムと呼ばれる軸にネジで固定されています。このネジは六角レンチがあれば簡単に緩めたり締めたりすることができます。
六角レンチは自転車を買った時に付属されているはずです。大抵は5㎜の六角レンチを使いますが、車種によっては4㎜や3㎜の六角レンチを使うものもあります。
ハンドルを固定している部分の構造は、ママチャリなどのシティサイクルと、ロードバイクなどのスポーツバイクでは異なりますが、大まかな構造は大体同じで、ステムの上部に1つのネジがあり、ステムの横に1つまたは2つのネジがあるので、これらを緩めてから、曲がったハンドルをまっすぐに調整し、再びネジを締めれば元に戻ります。
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そもそも、自転車のハンドルを固定しているネジの適正トルクは、ハンドルを強打すると動く程度の締め付けで固定されているので、六角レンチを使わなくても、力尽くでまっすぐに戻せるはずです。ハンドルを完全に固定していない理由は、万が一、事故にあった場合にハンドルが体に当たっても重症にならないようにするためです。
ですから、六角レンチが手元に無い場合でも、自転車の前輪を足で挟んで固定し、両手でハンドルを持ってひねれば、曲がっているハンドルがまっすぐに戻ることがあります。
ロードバイクのハンドルのSTIブレーキが曲がる時は?
ロードバイクのハンドルは、ハンドル本体とSTIブレーキ部分が別々のパーツになっているので、ロードバイクを倒してハンドルを強打すると、STIブレーキ部分だけが内側に曲がってしまうことがあります。
この場合も六角レンチさえあれば、曲がったハンドルを自分でまっすぐに直すことが可能です。
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直し方は、まず初めにSTIブレーキ部分を覆っているカバーを取り外します。すると、ハンドル本体とSTIブレーキ部分を固定しているネジが見えてくるので、このネジを六角レンチで緩めて、まっすぐに戻してから、再びネジを締めて固定します。最後に、STIブレーキ部分にカバーを付けたら調整完了です。
六角レンチ
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