テナガエビ釣りの一般的な餌は、アカムシやサシ(ウジ虫)などの虫餌を使用するのですが、それ以外でもコンビニやスーパーで売っている食品を、テナガエビ釣りの餌として代用することができます。
本記事では、手軽に使えるテナガエビ釣りの代用餌について紹介します。テナガエビは普段から何を食べて生きているのでしょうか。まずは、テナガエビの食性と不思議な生態について確認していきましょう。
テナガエビの食性と不思議な生態
テナガエビは、成長段階に応じて川と海を移動する両側回遊型の生き物です。テナガエビは5月~9月頃の繁殖期に河川で産卵し、孵化した幼生は川に流されて海へと下ります。その後、海または汽水域(淡水と海水が混在する水域)で成長してから、川底を歩いて川をさかのぼり、再び河川で産卵します。
テナガエビは、上流域の水の澄んだ河川では生息できません。そのため、テナガエビ釣りは海に近い河川の下流部で行うことが多いので、内陸にお住まいの方は、もしかすると、あまり馴染みがないかもしれませんが、テナガエビ釣りは、東京や大阪でも昔から行われてきたポピュラーな釣りです。
Sponsored Links
幼生の頃のテナガエビは、植物プランクトンや微生物の死骸などを食べていますが、成長すると水生動物や魚の死骸などえを食べる肉食性になります。
夏の産卵の時期はテナガエビが川岸に集まってくるので、川岸の水草の茂みやテトラポッドの下などに隠れているテナガエビを、アカムシ、サシ(ウジ虫)、アオイソメ、イトミミズなどの虫餌を使って狙うのが、テナガエビ釣りの一般的なやり方です。テナガエビ釣りは昼間でもできますが、テナガエビは夜行性の生き物なので夕方頃が最も活性します。
テナガエビ釣りの餌になるコンビニやスーパーで売ってる物
テナガエビは、水生動物や魚の死骸などを食べる肉食性の生き物なので、基本的には動物性たんぱく質を補えるものであれば、大抵のものは餌として使えます。
テナガエビは、魚の死骸を食べているので、スーパーで売っているシラスや魚の切り身などは、テナガエビ釣りの餌として使えます。また、魚肉ソーセージやカニカマなどの魚介類を原料とした加工食品も、テナガエビ釣りの餌になります。これらの食品はコンビニでも買うことができるので手軽に使えます。
Sponsored Links
その他では、豚肉やレバー、ホタテなどの貝類など、動物性たんぱく質のものであれば、大抵はテナガエビ釣りの餌として使えます。豚肉がテナガエビの餌になるということは、コンビニやスーパーで売っているハムもテナガエビ釣りの餌にすることができます。
テナガエビ釣りの仕掛けには、「玉ウキ仕掛け」と「シモリ仕掛け」があります。移動せずに竿を並べて釣る場合は、釣り場の水深がある程度決まっているので、ピンポイントに狙える玉ウキ仕掛けを使うと良いでしょう。移動しながら釣る場合は、釣り場によって水深が変わってくるので、水深の変化に対応しやすいシモリ仕掛けがおすすめです。
玉ウキ仕掛け
シモリ仕掛け
Sponsored Links
おすすめの記事
カワハギ釣りの集魚板(集寄)の効果!メリットとデメリットを解説!