スキーやスノーボードの板は、使用後にメンテナンスをせずに放っておくと、金属製のエッジが錆びてしまうことがあります。エッジに頑固にこびりついた錆は、なかなか落とすことが難しいですが、錆び付いたばかりのころなら、意外と簡単に錆を取ることができます。本記事では、オフシーズンになる前にやっておきたいエッジの錆落としと、錆を予防するための錆止め方法について紹介します。
スキー・スノボのエッジが錆びる原因
スキーやスノーボードの板のエッジが錆びる主な原因は、水による酸化です。金属が水で濡れると、水分子が酸素分子に変化することで酸化鉄(錆)が発生します。
また、スキー場によっては、雪面硬化剤を散布している場合があり、雪面硬化剤の成分は硫酸アンモニウム(硫安)なので、エッジに付着したまま放置すると、金属の腐食が進行していまいます。
エッジの錆びを予防するためには、スキーやスノーボードの板を使用した後に、タオルやティッシュペーパーなどで水分をしっかり拭き取って汚れを落としておく必要があります。
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スキー・スノボのエッジの錆落としと錆止め
エッジの錆を放置するとどうなる?
スキーやスノーボードの板のエッジに付着した錆をそのままにしていても、滑走するたびに錆が削り取られていくので、初めのうちは大きな影響を感じないかもしれませんが、放置してしまうと錆がどんどん広がっていきます。
エッジの錆が広がって、金属に入り込んだ錆は簡単には落ちません。頑固に錆びついたエッジの板で滑走すると、エッジが雪面に引っ掛かるようになり、減速する原因になります。
エッジの錆が酷くなると、エッジの金属を削らなくてはいけなくなります。そうするとエッジ自体が細くなってしまうので、できることなら錆が酷くなる前にケアしておきたいものです。
スキーやスノーボードの板のエッジに付着した錆を広げないためには、オフシーズンに入る前にメンテナンスをしておきましょう。
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エッジの錆落とし
エッジに発生した錆が、初期症状の赤錆でしたら、消しゴムタイプのリムーバーで、意外と簡単に錆を取ることができます。消しゴムに研磨剤が入ったリムーバーを、錆びたエッジの面に対して平行に擦りつけて、錆落としをするのがポイントです。
ただし、消しゴムタイプのリムーバーは、あくまで簡易的な錆落としなので、深い錆はなかなか落ちません。頑固にこびりついた錆を削り取るためのヤスリが販売されていますが、使い方に慣れていないと綺麗に研磨できなかったり、削り過ぎてエッジの角度が変わってしまったりするので、セルフメンテナンスするよりもチューンナップショップに依頼した方が安心です。
エッジの錆止め
消しゴムタイプのリムーバーで錆落としをした後は、消しゴムのカスや汚れが付着しているので、まずはスキーやスノーボード専用のクリーナーを使って綺麗にしていきます。
エッジに付着した汚れと水分をしっかり拭き取ったら、錆止めを塗っておきましょう。こちらで紹介している商品は、錆落としと錆止めの両方ができる便利グッズです。ペンタイプなので細かい施工も簡単にできます。
錆止めを塗っておくと塗ってないとでは、その後の錆の発生具合が雲泥の差なので、オフシーズン前に準備しておくと良いでしょう。
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