パン鯉とは、文字通りパンを餌にして鯉を釣ることです。食パンを餌にして、オモリを付けずに餌を浮かせて鯉を狙う「コ式」や「パンプカ」と呼ばれる釣り方が一般的です。
鯉は貪欲に餌を求める雑食性の魚なので、比較的簡単に釣ることができるのですが、パン鯉で釣れない場合は、釣り方や時間帯、時期などに問題があるのかもしれません。まずは、パン鯉の基本的な釣り方から確認していきましょう。
パン鯉の釣り方
パン鯉の釣り方は、まずは、鯉がいそうな浅瀬のポイントに、ちぎったパンを水面にばらまきます。撒き餌のパンに反応して鯉が水面に姿を見せたら、仕掛けを投入にして周りを漂うパンと仕掛けを同調させて鯉を狙います。
鯉が水面まで浮いてこない場合は、ウキ下を長くして軽めのオモリをつけて、餌のパンを少し沈めてみると良いでしょう。
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鯉の体長は約60cmもあり、大きいもので130㎝を超える個体もいます。使用する竿は大型魚を想定してパワーのあるものを選び、糸も太いものにするなど工夫が必要です。
パン鯉の仕掛けとして有名なのが小林重工が開発した「MP65コ式」です。これのライセンス商品として景山産業から販売されているのが「MP64コ式」です。
大型魚を狙うなら丈夫な作りの「MP65コ式」を使うと良いですが、手軽に中小型を狙うのであれば、比較的安価な「MP64コ式」で十分です。「MP64コ式」にはLサイズの「松」と、Sサイズの「竹」があります。
MP64コ式(松)
MP64コ式(竹)
パン鯉で釣れない!鯉釣りの時間帯と時期は?
鯉釣りは一年中できるのですが、極端に水温が高くなる真夏と、冬眠する真冬の時期は、鯉が川底でじっとしたままになり、餌も少量しか食べなくなるので、パン鯉で釣れないことがよくあります。
鯉が活発になる水温は18~22℃程度なので、春と秋が釣りやすい時期になります。この時期には、鯉が餌を求めて浅瀬に移動するので、パン鯉では川の浅い場所が狙いどころです。
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鯉が釣れる時間帯は、日中でもよく釣れますが、アタリが集中しやすいのは、日の出前後の「朝まずめ」と、日の入り前後の「夕まずめ」です。鯉に限らず、多くの魚はこの時間帯に餌を求めて活発になるので釣れやすくなります。
夏にパン鯉を行う場合は、水温が上がる昼の時間帯は避けて、日の入り前後の「夕まずめ」時を狙ってみると良いでしょう。なかなか釣れない場合は、木陰の涼しそうな場所を狙ってみると良いでしょう。
冬場の鯉は餌を食べる量が極端に減るので釣るのは難しいですが、日中の温かい時間帯に日の当たる場所を狙ってみると釣果に繋がりやすいです。
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