雨の日は水温が下がるので、鮎の活動が鈍るため釣果が上げにくくなる傾向があります。雨の後に川が増水すると、濁った水を嫌う鮎は、本流から分かれて流れる支流へと移動するようになります。それに合わせて釣り人も、鮎を釣る場所を変える必要があります。
鮎釣りは雨の日に釣れない?
鮎は川底や岩に付着した藻類を主食とし、良質な藻類を確保するために縄張りを作ります。この縄張りに他の鮎が近づいてくると、体当たりをして攻撃する習性を生かして、オトリの鮎で釣る方法が鮎の友釣りです。
鮎は水温が14℃程度になると活発に動き出します。そして、水温が23~27℃くらいに上がると最も攻撃的になります。鮎は水温の上昇時に攻撃性が増しますが、雨の日は水温が下がるので、晴れの日よりも釣果を上げにくい傾向があります。
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ただし、雨の日は全く鮎が釣れないというわけではなりません。雨の日は、川面に雨粒が落ちて鮎から釣り人が見えにくくなるので、鮎の警戒心が低くなるというメリットもあります。雨の影響で川の流れが速くなってくると、鮎は川岸へと移動する傾向があるので、そこを丁寧に探ってみると良いでしょう。
鮎の釣れる時間帯は、日の出の1~2時間後と日没前の時間帯によく釣れます。解禁当初の時期は、早朝では水温がまだ上がらないので午前9時頃までがよく釣れます。
雨の後に増水して川が濁った時は?
雨の後に川が増水すると、鮎は下流に流されていきます。曲がった川の外側は流れが速くなるため、鮎は川の内側の川岸へと移動します。
鮎は濁った川を嫌うため、川の濁りが早くなくなる支流(本流から分かれて流れる川)へと集まるようになります。ですから、鮎が集まった支流のポイントを見付けることができれば、多くの釣果を上げることが期待できます。
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増水して急流になった川では、鮎の餌となる藻類が流されてしまいます。大きな岩陰など藻類が残っている場所に、鮎たちが集まるようになるので、雨の後は岩陰や流れの穏やかな場所を丁寧に探っていくと良いでしょう。
鮎の餌となる藻類が少なくなるので、晴れの日よりも多くの釣果は望めないかもしれませんが、雨の後は全く鮎が釣れないわけではありません。濁った川から逃れた鮎が支流に集まるポイントを見付けられれば、思いのほか多くの鮎が釣れる可能性があります。
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