キャンプ道具の「コット」とは、フレームに布を張った簡易ベッドのことです。今回は、キャンプにコットは必要か?ということと、寝具のコットをベンチ代わりにする際の注意点などを解説していきます。
キャンプにコットは必要か?
結論から言うと、キャンプをする際にコットは絶対必要なものではありませんが、コットがあると寝心地が格段に向上します。
キャンプで寝心地が悪くなる主な原因は、地面の凹凸や底冷えです。これらを防ぐためにマットを敷くこともできますが、そもそもコットは地面から距離がある状態で眠ることができるので、地面の凹凸や底冷えの影響を受けにくいです。
万が一、雨がテント内に入り込んでしまった場合でも、コットの上で寝ていれば安心です。
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コットを使っても底冷えの影響を感じたり、コット自体に寝心地の悪さを感じる場合は、コットの上にマットを敷いて使用すると、さらに寝心地が良くなります。
マットに比べると、コットは組み立てに手間がかかりますが、最近のコットは、小さな力で簡単に組み立てられるように改良されているものもあるので、そういった商品を選ぶと良いでしょう。
長く使うのであれば、高さが2段階に変えられる2wayタイプのコットがおすすめです。長年キャンプを続けていると、テントを買い替えることがあると思いますが、大きなテントにはハイコットを使うのが良いですし、小さなテントにはローコットが適しています。
ソロキャンプではコットがあると便利なのですが、ファミリーキャンプでコットが必要かというと、必ずしもそうではないことが多いです。ファミリーキャンプで人数分のコットを準備すると、テント内がコットでいっぱいになってしまうので、コットよりもマットの方が使いやすいことがあります。
また、ソロキャンプでもキャンプ場までバイクで移動する場合は、できるだけ荷物は少なくしたいので、コットよりもマットの方が良いかもしれません。
コットをベンチ代わりにする際の注意点
コットは寝具として使うだけではなく、コットの上に物を置いたり、ベンチ代わりに使うこともできます。しかし、コットの中には、ベンチ代わりに使えないものもあるので注意が必要です。
コットをベンチ代わりに使う際には、2人の人間が一緒にコットの上に座ることになります。たとえば、体重60㎏の男性2人が座ると120㎏の体重に耐えられるコットではないといけません。ですから、耐荷重が100㎏程度のコットでは不安です。最低でも耐荷重が150㎏のコットを使わないとベンチ代わりにはなりません。
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格安コットの中には、耐荷重が100㎏程度のものがあるので、このようなコットに大人が2人で座ると壊れてしまうことがあります。コットはフレームの強度が重要で、特にサイドフレームが細いものは大きな荷重に耐えられません。
おすすめの2wayタイプのコット(耐荷重が150㎏)
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