キャンプ道具の「コット」とは、フレームに布を張った簡易ベッドのことです。今回は、寝具のコットをベンチ代わりにする際の注意点や、テント内でコットを使用する際に、床が傷んで穴があくという問題点について解説していきます。
コットをベンチ代わりにする際の注意点
コットは寝具として使うだけではなく、コットの上に物を置いたり、ベンチ代わりに使うこともできます。しかし、コットの中には、ベンチ代わりに使えないものもあるので注意が必要です。
コットをベンチ代わりに使う際には、2人の人間が一緒にコットの上に座ることになります。たとえば、体重60㎏の男性2人が座ると120㎏の体重に耐えられるコットではないといけません。ですから、耐荷重が100㎏程度のコットでは不安です。最低でも耐荷重が150㎏のコットを使わないとベンチ代わりにはなりません。
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格安コットの中には、耐荷重が100㎏程度のものがあるので、このようなコットに大人が2人で座ると壊れてしまうことがあります。コットはフレームの強度が重要で、特にサイドフレームが細いものは大きな荷重に耐えられません。
おすすめの2wayタイプのコット(耐荷重が150㎏)
テント内が傷んで穴があく前に床を保護しよう
コットの脚は金属やプラスチックなど硬い部品がむき出しになっているので、そのままテント内で使うと床(フロアシート)に穴があいてしまうことがよくあります。
特に、小石が多い地面の上にテントを設営した場合は、コットの脚と小石に挟まれたフロアシートが擦れて、テント内に床に穴があきやすいです。
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テントの床に穴があかないように、コットの下には、銀マットやラグなど敷いておくと、事前に保護しておくと良いでしょう。コットの下にマットを敷いておくことで、冬場は底冷え対策にもなります。
万が一、テント内に穴があいてしまった場合は、テントの補修テープを使うと、応急処置ができます。
銀マット(厚さ約2.5cm)
補修テープ
アウトドア用品の中では、コット専用の床面保護カバーが備わっている商品もあります。スノーピーク(snow peak) のコットは、機能性とデザイン性に優れているので、キャンプだけではなく自宅でくつろぐ時も使いたくなる良品です。30㎝以下まで小さく収納できるストレッチピローもあると、さらに便利です。
スノーピークコット
床面保護カバー
ストレッチピロー
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