焚き火の後に不要になった炭や灰を、そのままの状態でキャンプ場に放置することは絶対にやってはいけません。今回は、キャンプ場での灰の処理・炭の処理方法について解説していきます。ベテランのキャンパーさんであれば、炭や灰が土に還らないことをご存じの方もいらっしゃると思います。それでは、可燃ゴミとして出された炭や灰は、その後どのように処分されているのでしょうか?記事の後半では、炭や灰が可燃ゴミとして処理されたその後についても紹介していますので、合わせてご覧ください。
キャンプ場の灰の処理・炭の処理
キャンプ場によっては、不要な炭や灰を処分してくれる灰捨て場を設けていることがあります。その場合は、焚き火の後に残った炭や灰を完全に鎮火してから、灰捨て場に持っていけば良いのですが、キャンプ場に灰捨て場が無い場合は、自分で持ち帰ることになります。
不要な炭や灰を自分で処理する場合は、可燃ゴミとしてゴミ回収場へ出すことができます。(ゴミの分別方法は地域によって異なるので、各自治体の区分に従って捨ててください。)
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炭や灰は微生物によって分解できないので、使用後の炭や灰を土に埋めても、土に還ることはありません。ですから、キャンプ場で焚き火をした後に、不要になった炭や灰をその場に放置してしまうことは絶対にやってはいけません。キャンプ場に炭や灰の処理場が無い場合は、必ず持ち帰るようにしましょう。
炭や灰が可燃ゴミとして処理されたその後はどうなる?
キャンプを楽しむ方は自然を愛する人達だと思うので、土に還らない炭や灰が、可燃ゴミとして出された後に、どのような処理がされているのかを、知っておく必要があるのではないでしょうか。
ゴミ収集車で回収された可燃ゴミは、清掃工場に集められてから焼却場で灰になるまで燃やします。その後、最終処分場(埋立処分場)に運ばれて埋め立てられます。つまり、土に還らない灰を、結局は土に埋めて処分するわけです。
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ところが、埋め立てられる土地にも限りがあります。2023年3月の環境省の発表(参考資料:【環境省】一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和3年度)について)によると、最終処分場で処分できる場所の残余年数は23.5年となっています。
ですから、このままのペースでゴミを破棄し続けていると、2045年にはゴミを埋め立てられる場所が無くなるというわけです。
自然を愛するキャンパーさんにできることは、バーナーを使うか、もしくは炭を再利用して灰になるまで使うということです。こうすることで使用する炭の量が減ります。
炭の再利用方法については、以前に書いた記事があるので合わせてご覧ください。
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