シーズン終了してから久しぶりにスノーボードをケースから出してみると、ソールのワックスが白くなっていることがよくあります。ソールを触ってみるとザラザラした毛羽立ちがある場合は、そのままの状態で使うと滑りが悪いのでメンテンナンスが必要です。
スノーボードのソールのワックスが白くなる
買ったばかりのスノーボードや、シーズン後のスノーボードのソールには、酸化膜ができていることが多く、これが原因でソールのワックスが白くなることがよくあります。
そのままワックスを塗り足しても酸化膜が原因でワックスが浸透していかないので、サンドペーパーやブロンズブラシ、ファイバーテックスなどを使って酸化膜を取り除く必要があります。
ソールのザラザラな毛羽立ちの原因
スノーボードのソールを触ってみると、ザラザラしていて毛羽立っている場合は、ベースバーンが原因になっていることがあります。
ベースバーンとは、滑走による摩擦や熱で、スノーボードのソールの素材が変質して毛羽立つことを言います。アイスバーンや汚れの混ざった春雪を滑走すると、ソールが傷付きやすくなります。特に、負荷がかかるエッジ付近が毛羽立ちやすいです。
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ソールが白く毛羽立った時の応急処置
スノーボードのソールがザラザラに毛羽立った時は、スクレーパーで削り取っていきます。
スクレーパーで綺麗に削るためには慣れが必要なので、コツを掴むまでは軽い力で少しずつ削ってくと良いでしょう。削り過ぎることが心配な方は、事前にワックスを塗り足してからスクレーパーをかけると安心です。
スクレーパーで削る時は、ソールの毛羽立った部分をスノーボードのノーズからテール方向に向かって削ることがポイントです。スクレーパーの使い方は、引いて削るのではなく、スクレーパーの角を立て押して削ります。
手作業でメンテナンスするのは限界があるので、ソールの毛羽立ちが酷い場合は、専門店などにチューンナップを依頼すると良いでしょう。
スクレーパー
簡単にできるメンテンナンス方法
スノーボードのソールのメンテナンスは、本格的にやろうと思うと時間と手間がかかるので、ここでは手軽にできる簡単なメンテナンス方法を紹介します。
1,クリーニング
スノーボードのソールのメンテナンス方法は、まずは、リムーバー液(クリーナー)をキッチンペーパーに付けて、ソールの汚れや古いワックスを拭き取っていきます。
この時注意しておきたい事は、あまり拭き過ぎないということです。ワックスがないソールの部分にリムーバー液が付いてしまうと、ソールの素材自体を傷めてしまう恐れがあるので気を付けてください。
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2,ワックス
クリーニングが済んだら、次はスノーボードのソールに滑走する雪質に合ったワックスを全体的に塗っていきます。ワックスを薄く塗り広げていくことがポイントになります。
3,仕上げ
ワックスが乾いたら、コルク、ブラシ、ファイバーテックスの順に使って磨いていきます。スノーボードのノーズからテール方向に向かって磨き上げることがポイントです。
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