スキーの上級者には明確な定義がないので、上級者とはどのくらいのレベルなのだろう?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。本記事では、スキーの上級者の目安について考察していきます。
スキーの上級者とはどのくらいのレベル?
上級者は教わる側から教える側へ
スキーの技術力を測る目安として、全日本スキー連盟(SAJ)が定める「スキー検定」があります。スキー検定では、スキーの上級者とは何級からなのかという明確な基準を定めてはいませんが、何事も上級者というものは、教わる側から卒業して、自分のやるべき事を自ら探求し、技術を教える側になった人のことを指す言葉です。
そう考えると、スキー指導員または準指導員(インストラクター)は、スキー検定1級を取得することが条件になっているので、スキー検定1級が上級者の目安の1つになるのではないでしょうか。
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ただし、スキー検定1級のテストは誰でも受けられるというわけではありません。スキー検定の1級を受けるためには、2級に合格することが条件になります。(※スキー検定の5~2級までは好きな級を受験できます。)
スキー検定1級のテストは、「パラレルターン大回り」「基礎パラレルターン小回り」「パラレルターン不整地小回り」「総合滑走フリー」の4種目を行います。1種目100点×4種目=400点満点のうち、280点以上で合格になります。
上級者コースの傾斜は何度?
スキー場に設けられた上級者コースの傾斜は、各スキー場によって異なりますが、大抵は傾斜30度~35度の難関コースになっています。
超高難易度コースで知られる北信州の木島平スキー場(スノーリゾートロマンスの神様)の上級者コースは、なんと最大傾斜が46度です。木島平スキー場の公式サイトには、上級者コースの体感動画があるので、気になる方はご覧になってみてはいかがでしょうか。木島平スキー場(スノーリゾートロマンスの神様)公式サイト
スキーの上級者とはどのくらいのレベルなのかを考えた時に、上級者であれば、少なくとも急斜面の上級者コースを問題なく快適に滑走できるはずです。
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上級者コースの急斜面では、どんどんスピードが増していきます。ですから、高速滑走の状態で大小のターンを巧みに使い分けながら滑り降りてこなくてはいけません。上級者コースのモーグルコースは、傾斜が急なのでバランスをとることが非常に難しいですが、スキーの上級者であれば、問題なく滑走できることでしょう。
中級者以上におすすめのスキー板
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