ロードバイクを始めてしばらく経つけど、今ひとつ上達しないという方は、トレーニング不足が原因の1つとして考えられます。そんな方はローラー台の導入を検討してみてはいかがでしょうか。本記事ではローラー台の効果や、室内でローラー台を使用する際の騒音・振動対策について紹介します。
ロードバイクのローラー台の効果
ロードバイクが上達するためには、とにかくロードバイクにたくさん乗ることが大切です。ローラー台があれば、仕事帰りに室内でロードバイクに乗ることができます。ローラー台自体に何か特別な効果があるのではなく、日々の練習量を増やすことで、筋力と体力をアップさせる効果が期待できます。
ローラー台を使った日々のトレーニングで体幹が鍛えられると、ロードバイク特有の前傾姿勢で走行しても疲れにくくなります。そもそも、ロードバイクは、週末だけ走行するくらいでは、なかなか上達できないものです。そのため、初心者の中には、基礎体力がつく前に諦めてしまう人も少なくありません。
しかし、ロードバイクは、基礎的な筋力と体力が備わってからが面白くなるスポーツです。ロードバイクを始めたばかりの頃は、疲れ切って只々ペダルを漕ぐことで精一杯だったのが、ローラー台で練習量が増えて筋力と体力が向上すると、ロングライド中の美しい景色や仲間との会話などが楽しめるようになります。そんな時にローラー台の効果を実感できるはずです。
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初心者から中級者は「固定ローラー」がおすすめ
ロードバイクのローラー台の主な種類は、「3本ローラー」と「固定ローラー」の2つがあります。3本ローラーは、車輪を固定せずに、3本のローラーの上でロードバイクを走行するタイプです。固定ローラーは、車体が倒れないように固定した状態でロードバイクを走らせるタイプです。
この2種類のローラー台のうち、比較的静かで振動の少ないのは、固定ローラーです。3本ローラーも性能の良いものでは、騒音や振動対策が施された製品もありますが、そもそも3本ローラーは、車輪との接触部分が多いことや回転するローラーの数が3本もあるので、固定ローラーと比べると、どうしても音がうるさいと感じことが多いです。
また、3本ローラーは慣れないとバランスをとるのが難しいですし、3本ローラーの上でスプリントすると、転倒する恐れがあります。それと比べて、固定ローラーは安定しているので、スプリントしても転倒する心配がありません。ですから、初心者から中級者の方におすすめできます。
3本ローラーは、車輪が固定されていないので、実際の走行に近いため、バランス感覚を養う効果が期待できると言われることもありますが、そもそも、道路の傾きまで再現できるわけではありません。ローラー台は、道路で練習できない時の室内トレーニング用なので、基本的には筋力と体力を向上するためのものです。
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ローラー台の騒音・振動対策はダイレクトドライブがおすすめ
騒音や振動対策には、まずは3本ローラーではなく固定ローラーを選ぶようにしましょう。ただし、一口に固定ローラーと言ってもいくつかの種類があります。たとえば、前輪を外して固定するタイプのもの、あるいは車輪は外さずに後輪に車体を固定するものなどがあります。
固定ローラーの中でも静音性に優れているのは、後輪を外したロードバイクを直接トレーナーに取り付ける「ダイレクトドライブ」タイプです。このタイプのローラー台は、ロードバイクとの接触部分が少ないので、騒音や振動対策の効果が期待できます。
室内でローラー台を使うと、騒音や振動が床や壁に共振してうるさいと感じことがあります。賃貸など近所迷惑が気になる場合は、ローラー台の下に、防振パッドと衝撃吸収のトレーニングマットを敷いておくと良いでしょう。
ダイレクトドライブタイプの固定ローラー
防振パッド
衝撃吸収のトレーニングマット
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