自転車のペダルは丈夫なパーツなので、割れたり外れたりすることはあまりないのですが、外的要因で破損したり整備不良で外れることもあります。本記事では、自転車のペダルが割れたり外れる原因と修理方法について解説していきます。
自転車のペダルが割れたり外れる原因
自転車のペダルの素材は、樹脂製(プラスティック製)と、アルミやステンレスなどの金属製、もしかはカーボン製などがあります。金属製は耐久性が高いので割れる心配はあまりないのですが、樹脂製のペダルは強度を高く作ろうとすると重くなってしまうので、低価格のものは割れたり亀裂が入ったりすることがあります。
自転車のペダルが割れる主な原因は、自転車を倒してアスファルトにペダルをぶつけるなどの「外的要因」と、長年使用することによる「経年劣化」の2つが考えられます。
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外的要因で自転車のペダルが割れた場合は、原因がすぐ分かると思いますが、経年劣化はある日突然、ペダルがひび割れるので、何が原因なのか分からないことがあります。ただし、自転車のペダルは破損しにくいパーツなので、走行距離30,000~50,000km程度が寿命の目安です。そのため、相当乗り込まなければ経年劣化でペダルが割れる心配は少ないです。
また、自転車のペダルは走行するために重要なパーツなので、簡単に外れないようにペダルの取り付け部分のネジは固く締められています。ですから、販売店などで整備された自転車のペダルが簡単に外れることは考えにくいです。そのため、自転車のペダルが外れてしまった場合は、取り付け部分の破損の可能性が考えられます。
自転車のペダルが割れたり外れた時の修理方法
自転車のペダルが割れたり外れた時には、お近くの販売店などで修理を依頼することが最良なのですが、ペダルレンチとグリス、必要に応じて交換用の新しいペダルがあれば、DIYで修理することが可能です。(※ペダルの取り付け部分が破損している場合は大掛かりな修理になるので販売店などに依頼した方が良いです。)
ペダルの取り付け部分のネジの規格は、「15mm」と「9/16インチ(14.3mm)」の2種類のサイズがあります。それ以外のサイズのネジを使った特殊な自転車もありますが、大抵はこの2種類なので15mmのペダルレンチがあれば外すことができます。自転車のペダルは簡単に外れないように固く締められているので、スパナではネジを外すことも、しっかり締めることも難しいです。
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自転車のペダルを外す際に注意しておきたい事は、自転車のペダルのネジは左右で回す方向が違うということです。左のネジは「逆ネジ:反時計回りで締まる」で、右のペダルは「正ネジ:時計回りで締まる」になっています。
ペダルに破損が無く、ネジが緩んで外れただけでしたら、正ネジと逆ネジに注意しながらネジを締め直せば修理完了です。
ペダルが割れた場合は、新しいペダルと交換になります。新しいペダルを装着する際には、事前にペダルのネジ山にグリスを塗っておきましょう。
自転車のペダルは左右でネジの形状が異なるため、左右のペダルを間違えて装着しないように気を付けてください。左のペダルには「L」、右のペダルには「R」と記載されています。最後にペダルレンチでネジをしっかりと締め付けたら修理完了です。
アルミ製ペダル(9/16インチ)
ペダルレンチ
グリス
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