タイヤが太く内部のチューブも厚いシティサイクルでしたら、ちょっとした段差を乗り越えてもパンクしにくいですが、軽量化されたロードバイクで、勢い良く段差を乗り越えるとパンクする恐れがあります。本記事では、ロードバイクが段差でパンクしないための走り方と、パンク防止のための便利なアイテム「タイヤライナー」を紹介します。
ロードバイクが段差でパンクしないための走り方
ロードバイクがパンクする原因の中で最も多いのが、段差を乗り越える際のリム打ちです。そもそも、ロードバイクはママチャリなどのシティサイクルと比べてパンクしやすいので、できるだけ段差は避けるべきです。
しかし、ロードバイクを乗り始めたばかりの初心者の方は、ロードバイク特有の体重移動ができずに、パンクしてしまうことが多いです。
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ロードバイクは前傾姿勢で走るものですが、そのままの姿勢で段差を乗り越えると、前輪に体重がかかっている状態なので、段差とリムにチューブが強く挟まれてパンクする恐れがあります。
ロードバイクの走行中に、やむを得ず段差を乗り越えなくてはいけない時は、前傾姿勢ではなく上半身を起こした姿勢になることが大切です。そして、段差を乗り越える前には、十分に減速してから、タイヤが段差を乗り越える瞬間に、車体を引き上げて衝撃を軽減するような走り方を心掛けましょう。
また、段差でパンクしないためには、普段からタイヤの空気圧を管理することが重要です。タイヤの空気が不足すると、体重がかかる後輪がパンクしやすくなるので注意が必要です。
パンク防止のための「タイヤライナー」
タイヤライナーとは、タイヤとチューブの間に装着するプロテクターのことです。
タイヤライナーの使い方は、タイヤレバーでタイヤの片面だけを外してから、タイヤとチューブの間に、タイヤライナーと呼ばれるテープ状のプロテクターを入れていきます。バルブの辺りからタイヤライナー入れていき、一周回ったタイヤライナーの先端が5㎝から7㎝くらい重なるように装着します。
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タイヤライナーは、各メーカーで様々な商品が販売されていますが、最初に考案したのはアメリカの「Mr.Tuffy(ミスタータフィー)」というブランドです。
タイヤライナーに使われている素材はポリウレタンで、どのメーカーの商品も大抵は同じなのですが、ミスタータフィーのタイヤライナーは2層構造になっているのでパンクしにくいです。ミスタータフィーのタイヤライナーは、商品サイズのパリエーションが豊富なので、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなど、それぞれのタイヤ幅に合ったタイヤライナーを選ぶことができます。
ミスタータフィーのタイヤライナーは、ノーマルタイプと軽量タイプの2種類があるので、重量が気になる方はパッケージに「Ultra Lite」と記載された、軽量タイプのものを選ぶ良いでしょう。軽量タイプの重量は片輪で60gです。
海外製品なので、どうしても価格が高めになってしまうのですが、高性能なタイヤライナーなので、これを装着すればパンク修理の手間が省けます。
【Mr.Tuffy】タイヤライナー(軽量タイプ)
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