自転車のサドルを調節するためのネジが回らない時は、浸透潤滑剤を使用すると、大抵は六角レンチで回せるようになります。錆び付いたネジには、金属を冷やすと収縮する性質を利用した凍結浸透潤滑剤が効果的です。
自転車のサドルのネジが回らない
ママチャリなどのシティサイクルのサドルを調節する場合は、シートポストを緩めるためのレバーが付いていますが、ロードバイクなどのスポーツバイクのサドルには、シートクランプを締めたり緩めたりするためのネジがあります。
ロードバイクのシートクランプのネジは、六角レンチを使うと回すことができるのですが、ネジの締め付けが強過ぎたり、ネジが固着していると、なかなか回らないことがあります。
このネジは、自転車のサドルを調節する際に締めたり緩めたりするものなので、グリスを塗るなどして固着を防いでおく必要があるのですが、ネジが雨に濡れて乾燥し、再び雨に濡れるを繰り返すと、金属部品同士が固着してしまうことがあります。
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六角レンチで回す方向は?
自転車のサドルのネジは正ネジなので、六角レンチで回す方向は、時計回りでネジが締まり、反時計回りでネジが緩みます。
サドルのネジを緩める時は、六角レンチでネジを反時計回しにすれば良いのですが、それでも回らない場合は、ネジが固着している可能性があります。固着しているにもかかわらず闇雲にネジを回していると、ネジ山がナメてしまうので、まずは固着した部分をなんとかする必要があります。
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ネジが固くて回らない時の対処法
自転車のサドルのネジを固く締め過ぎて固着している場合は、一般的な浸透潤滑剤を吹きかけてから六角レンチで回せば、大抵のネジは緩みます。
しかし、ネジが錆びていることが原因で回らない場合は、錆び自体をなんとかしないと、ネジを回すことは難しいです。
ここで紹介している「フリーズルブ」は、金属を冷やすと収縮する性質を利用した凍結浸透潤滑剤です。-33℃の凍結スプレーをかけるとネジが収縮し、錆び付いた部分が離れます。その隙間に浸透潤滑剤が入り込み、固着したネジが回るようになります。
通常の「浸透潤滑剤」
錆び付いたネジに効く「凍結浸透潤滑剤」
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