サーフィンのショートボードは、浮力が小さく不安定なため、テイクオフの際に上手く立てないということがよくあります。本記事では、ショートボードで立てない原因と、テイクオフが難しい時の対処法について解説していきます。
ショートボードで立てない原因
ショートボードで立てない原因は、筋力や瞬発力、バランス感覚など、フィジカル面の問題もありますが、そもそもサーフィンは、波の力を利用して立つスポーツなのだということを理解していないと、基本的な運動能力があってもショートボードでテイクオフすることは難しいです。
たとえば、波のないプールに浮かんだショートボードの上に長い間立つことは、上級者でも難しいものです。波の力をいかに活用できるかが、ショートボードで立つためのポイントになります。
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ショートボードは、ロングボードやファンボード(ミッドレングス)と比べて浮力が小さいので、パドリング中に体が沈んで、なかなか前に進みません。そのため、パドリングのスピードが遅く、テイクオフのタイミングが遅れてしまうことが、ショートボードで立てない主な原因です。
テイクオフを成功させるためには、両手でプッシュアップしてテイクオフするタイミングが非常に重要です。波が落ちてくるタイミングでは遅過ぎるので、波が立ち上がるタイミングに合わせて、ボトムに感じる波の力を利用しながら素早くテイクオフします。
ショートボードでテイクオフが難しい時はどうする?
ショートボードは浮力が小さく不安定なので、そもそもショートボードの上に立ってバランスをとることは難しいことですが、波の力を上手に活用することでバランスがとりやすくなります。
ショートボードで立てない主な原因は、パドリングで助走するスピードが遅いために、テイクオフのタイミングが遅れるからです。浮力の小さなショートボードでパドリングのスピードを速くするには、当然ですが筋力が必要になります。
ただし、十分に筋力がない方でも、助走の距離を長くすれば、パドリングのスピードが速くなったタイミングでテイクオフすることが可能です。
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ショートボードでテイクオフが難しいと感じる時は、もう少し沖にでて助走の距離を十分にとってからテイクオフすると、早いタイミングで立ち上がりやすくなります。
また、どうしてもショートボードで立てない場合は、少し長めのショートボード(身長プラス20~30㎝程度)を選ぶと良いでしょう。長さが10㎝変わっただけでも乗っている感覚は全く違います。フィジカル面に自信が無い方は、少しでも浮力があるサーフボードから始めた方が、テイクオフしやすくなります。
ショートボード
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