サーフボードのデッキ(表面)やレール(端)は、接触する機会が多いので、うっかり傷を付けてしまうことがよくありますが、サーフボードのボトム(裏面)に凹みがある場合は、その原因が自分では分からないということがあります。本記事では、サーフボードのボトムの凹みの原因と、簡単なリペアのやり方について紹介します。
サーフボードのボトムの凹みの原因
サーフボードのデッキは、足で踏むものなので、かかとの部分が凹むことがよくあります。また、サーフボードをうっかり落としてしまった時にレールを傷付けてしまうこともあります。
しかし、サーフボードのボトムは何かに接触する機会が少ない部分です。ですから、凹みがある場合は明確な原因があるはずです。
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たとえば、ワイプアウトした時に、サーフボードのボトムが、頭や肘、膝などに当たった場合は凹みの原因になります。その他では、サーフボードを脇に抱えて持っている時に、何か物に当てて凹ませてしまうこともあります。
デッキ側の凹みは、何度も足で踏んでいるうちにフォームとクロスが剥離する恐れがありますが、ボトム側の凹みは、剥離の可能性は低い傾向があります。
ただし、ボトムに傷が付いている場合は、そこから水が入り込むと、サーフボードが水を吸って重くなったり、部分的に変色したりするので、早めにリペアする必要があります。
サーフボードに傷が付いた時のリペアのやり方
サーフボードが折れてしまったり、クラック(ひび割れ)が入ってしまった場合は、大掛かりなリペアになるので販売店などに修理を依頼すると良いのですが、1㎝程度の凹みでしたら自分でリペアすることが可能です。
サーフボードのボトムにできた小さな凹みは、紫外線で硬化する補修剤を使えば簡単にリペアできます。ここで紹介している補修剤は、ポリエステル樹脂やグラスファイバー、硬化剤など、修理に必要な成分が初めから配合されているので、何も混ぜずにそのまま状態で使うことができます。
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サーフボードに傷が付いた時のリペアのやり方は、まずは、傷の周りにマスキングテープを貼って、傷から1㎝くらい広く囲みます。そして、傷をヤスリで削ってから補修剤を塗り、その上からフィルムを被せます。フィルムを被せることで、補修剤の形が整い、その後に研磨するのが楽になります。
その状態で紫外線に当てると、数十分で補修剤が硬化します。天気の良い日には日光に当てると硬化しますが、紫外線ライトがあると数分で硬化するので便利です。補修剤が硬化したら、フィルムとマスキングテープを取り除き、再びヤスリで研磨していきます。硬化した補修剤の凹凸がなくなるくらいヤスリをかけたらリペア完了です。
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