SUP(サップ)で釣りをする際の問題点は、潮に流されるということです。本記事では、SUPフィッシングで必要な「シーアンカー」と「カヤックシート」について紹介します。
SUPの釣りは流される
SUPでの釣りは、岸からでは狙えないポイントまで移動できるというメリットがある反面、一カ所に留まることができずに流されるというデメリットがあります。
SUPはボードの上に立ってパドルを漕ぐので、風の影響を受けやすく、潮の流れが速い場所では簡単に流されてしまいます。
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特に、離岸流に流されると、沖まですぐに移動してしまうのでとても危険です。SUPで釣りをする際には、ライフジャケットや飲料水などの必須アイテムはもちろん、シーアンカーやカヤックシートなどを使って、一カ所に留まる工夫をする必要があります。
「シーアンカー」と「カヤックシート」の必要性
シーアンカー
アンカー(anchor)とは、船の錨(いかり)を意味する言葉で、シーアンカーとは海で使う錨のことを指します。船で使う錨は、金属製の重りを海底に沈めるものですが、空気で膨らませるインフレータブルタイプのSUPで金属製の重りを使用すると、SUPに穴を開けてしまう恐れがあるのでとても危険です。
SUPで釣りをする際には、パラシュートのような形をした布製のシーアンカーを使います。シーアンカーを海に入れて、海流の抵抗を利用することで、SUPを流れにくくすることができます。
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カヤックシート
SUPボードの上に立っていると、風の抵抗を受けてしまうので流される原因になります。カヤックシートに座ってパドルを漕いでいれば、風の抵抗を最小限にできます。座って漕ぐ場合は、パドルの先端に2枚のブレードが付いているダブルブレードパドルを使うと漕ぎやすくなります。
SUPの正式名称は、「スタンドアップパドルボード(Stand Up Paddleboard)」なので、座って漕いでいては、もはやSUPとは言えないかもしれませんが、SUPフィッシングは、結局は座って釣ることになるので、カヤックシートが必要になります。
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