エンデュランスロードとグラベルロードは見た目が似ているので混同しがちですが、これらは使用する目的が違います。買って後悔しないためには、それぞれの特徴を知っておく必要があります。
エンデュランスロードとグラベルロードの違い
ロードバイクの種類を大きく分けると「レースバイク」「エンデュランスロード」「グラベルロード」の3つがあります。
レースバイクは、平地の速さに特化したエアロロードや、軽さに特化したオールランドロードなど、レースのために作られたロードバイクです。
そして、エンデュランスロードは、長距離を快適に走るためのロードバイクで、グラベルロードは、悪路でも走れるロードバイクという違いがあります。
ロードバイクには速さを求められがちですが、スピードが出るのはレースバイクであって、エンデュランスロードとグラベルロードは速さを求めているわけではありません。
レースバイクは空気抵抗を少なくするために前傾姿勢で乗りますが、この姿勢で長い距離を走ると背中が痛くなってしまいます。それと比べて、エンデュランスロードは、体を起こした自然な姿勢で乗るので、長い距離でも快適に走ることができます。
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エンデュランスロードは、やや太めのタイヤを装着できることや、振動吸収性に優れたパーツを使用していることにより、長い時間乗っていても疲れにくい仕様になっています。
エンデュランスロードのタイヤ幅は、32Cくらいまで履けますが、グラベルロードは45Cくらいまで履くことができるので、悪路でも安定した走行が可能です。
グラベルロードのフレームには、キャリアなどを取り付けるためのダボ穴（ネジ穴）がいくつかあり、荷物を載せてキャンプツーリングに出かけることもできます。
エンデュランスロードよりもグラベルロードの方が、荷物をたくさん載せられるという違いがあります。グラベルロードは、荷重による耐久性を向上するために丈夫な作りになっているので、車体が重くなる傾向があります。
買って後悔しないために知っておきたい事
エンデュランスロードは、長距離のロード走行を快適にするのが目的で、グラベルロードは悪路でも安定した走行を可能にするのが目的です。ですから、ご自身の目的にあったものを選ぶと良いと思います。
舗装路を走行する場合はエンデュランスロードで、未舗装路を走行する場合はグラベルロードが良いと思われがちですが、必ずしもそうではありません。
舗装された道路でも自転車が走る場所は道路の端になるので、砂利が集まっていることが多いです。時には車を避けるために歩道に入ることもあるので、凸凹した道を走ることもあります。
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エンデュランスロードは、たとえば長距離の通勤や県内一周などの長距離ツーリングに出かける時は良いと思いますが、近い場所への通勤や通学で街乗りするくらいであれば、意外とグラベルロードの方が乗りやすい傾向があります。これはマウンテンバイクが、意外と街乗りしやすい理由と同じです。
グラベルロードは、平日は通勤で街乗りに使って、休日はダボ穴にキャリアを装着してキャンプツーリングに行くというように幅広く使えるのが特徴です。
グラベルロード
エンデュランスロード
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