自転車のタイヤには、取り付ける向きを指定しているものと、方向指定がないものの2種類があります。ママチャリなどの一般的な自転車のタイヤは、取り付ける向きが指定されていないことが多いですが、ロードバイクのようにスポーツ走行をする自転車のタイヤは、回転方向を指定しているものがほとんどです。
ロードバイクのタイヤの正しい向き
タイヤの向きの見分け方は、主に3つの方法があります。1つ目の方法は、タイヤの側面に表記されている「メーカーロゴ」が、ロードバイクの右側にくるようにタイヤを取り付けるのが正しい向きです。
タイヤの向きを見分ける2つ目の方法は、タイヤの側面に「→矢印」が表記されている場合は、矢印の方向にロードバイクが進行するようにタイヤを取り付けます。
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タイヤの向きを見分ける3つ目の方法は、タイヤの接地面には凸凹としたパターンが刻まれていますが、このタイヤのパータンが「V字模様」になっている場合は、ロードバイクの進行方向に対して、タイヤのパターンが「逆V字模様」になるようにタイヤを取り付けるのが正しい向きです。
タイヤに「メーカーロゴ」「→矢印」「V字模様」がない場合は、そのタイヤは方向指定のないものになります。
ロードバイクのタイヤが外れない時は?
自転車のタイヤの端部分のことを「ビード」と言い、この部分には、ホイールとタイヤを固定するために、アラミド繊維製や鋼製のビードワイヤーが入っています。
スポーツ走行をするロードバイクのタイヤには、簡単には外れないようにビードが固くはまっているので、なかなかタイヤが外れないことがあります。太いタイヤよりも細いタイヤの方が外れにくいです。
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タイヤレバー
ロードバイクのタイヤの外し方は、まずはタイヤのバルブを開けてチューブの空気を抜きます。それから、「タイヤレバー」という工具を使って、固くはまったビードを剥がしていくのですが、使用するタイヤレバーが1本だけでは、なかなかタイヤが外れません。
2~3本のタイヤレバーをビードに差し込んで、複数のタイヤレバーを同時に傾けると、広範囲のビードが剥がれます。
ビードが剥がれたら、内部のチューブを取り除き、タイヤを外していくのですが、ここからは力作業になります。
ロードバイクのタイヤを外すコツは、指でタイヤを外すのではなく、手のひらの付け根付近になる肉厚の部分でタイヤを持ち、タイヤを捻るように両手を前へ押し出すと、ホイールのリムからタイヤが外れていきます。
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