ロードバイクは何年乗れるのかは、フレームの素材や使用頻度、保管方法などによって異なります。本記事では、アルミフレーム、カーボンフレーム、クロモリフレームの寿命について紹介します。
ロードバイクは何年乗れる?
ロードバイクは何年乗れるのかについては、使用頻度や保管している環境によって大きく異なります。レースに出場する選手は練習量が多いので、ロードバイクに負荷をかけ続ければ、5年以内に寿命を迎えることがありますし、週末に軽く走る程度でしたら10年以上持つ場合もあります。
ロードバイクは、紫外線や雨の影響で劣化が早まります。ロードバイクを屋外保管で雨ざらしにしている場合は、塗装が剥がれたり、金属部品が錆びたりして寿命が短くなります。
ロードバイクのチェーンやBB(ボトムブラケット)などのパーツは消耗品なので、寿命がきたら交換すれば良いのですが、フレームだけは替えがききません。つまり、ロードバイクは何年乗れるかは、フレームが寿命を迎えるまでということになります。
ロードバイクのフレームは、アルミフレーム、カーボンフレーム、クロモリフレームなど、様々な素材が使用されています。素材によって耐久年数が異なるので、どのような素材のフレームを採用しているかで、ロードバイクの寿命が違います。
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アルミフレームの寿命
アルミフレームの耐久年数は、平均5~10年程度です。アルミフレームは、カーボンフレームやクロモリフレームと比べると強度が低いので、どうしても寿命が短くなる傾向があります。
アルミは比較的、弾性が低い素材なので、負荷がかかり続けると、4年を超えたあたりからクラックなどが起こりやすくなります。
カーボンフレームの寿命
カーボンフレームの耐久年数は、平均15年程度です。酷使すればもっと早く寿命を迎えることもありますが、アルミフレームよりもカーボンフレームの方が、素材としては強度が高いので、大切に扱っていれば15年くらいまで持つポテンシャルはあるということです。
実際に、カーボンフレームのロードバイクを10年以上乗っているというのはよくある話なので、メンテナンスをしっかり行って、ほどほどに乗っていれば、思いのほか長持ちする傾向があります。
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クロモリフレームの寿命
クロモリフレームの耐久年数は、50年以上と言われていますが、20年も乗っていれば大抵は錆びだらけになります。クロモリとは、炭素鋼にクロムとモリブデンを混ぜ合わせた合金なので、通常の鉄よりは錆びにくいですが、そもそもロードバイクは屋外を走行するものなので、長年乗っていればどうしても錆びが目立つようになります。
クロモリフレームは弾性がある金属なので、非常に耐久力が高いです。ロードバイクの場合はあまりに古いと走行性能が気になりますが、ママチャリの場合は少し錆び付いたクロモリフレームで、数十年も乗ることは珍しくないので、このことからもクロモリフレームの耐久力が優れていることが分かります。
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