自転車のVブレーキ本体のアームにはバネが付いているので、ブレーキレバーを握ってから離すと、バネの力でブレーキレバー広がった状態に戻りますが、何らかの原因によって自転車のブレーキレバーが戻らないことがあります。
また、ブレーキレバーが硬い状態になって、なかなか握れないこともよくあります。今回は、自転車のブレーキレバーに、このような不具合が起こる主な原因について紹介します。
自転車のブレーキレバーが戻らない原因
自転車のブレーキの仕組みを簡単に説明すると、まずは、ブレーキレバーを握るとワイヤーが引っ張られて、Vブレーキ本体のアームが動き、タイヤのリムを挟み込んで車輪を止めています。
自転車のブレーキレバーが戻らない場合は、「ブレーキレバー」「ワイヤー」「Vブレーキ本体」のいずれかに何らかの原因があるはずです。
たとえば、自転車が倒れた際に、地面とぶつかってブレーキレバーが曲がってしまうことがあります。ブレーキレバーが破損すると、ワイヤーをスムーズに引っ張ることができないので、自転車のブレーキレバーが戻らない原因になります。
また、ワイヤーが劣化して伸びていたり、あるいはワイヤーが切れている場合は、自転車のブレーキレバーを握っても上手く戻りません。
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自転車のブレーキのワイヤーは、アウターケーブル(またはアウターワイヤー)と呼ばれる管の中を通っています。ワイヤーが錆びていると、アウターケーブルの中で引っかかって、ブレーキレバーが上手く戻らないことがあります。
Vブレーキ本体の調整が上手くいってないことも、自転車のブレーキレバーが戻らない原因になります。Vブレーキのアームのバネの力で動かなかったり、調整が不十分でブレーキが片効き状態になってたりすると、自転車のブレーキレバーは上手く戻りません。
ブレーキワイヤー
自転車のブレーキレバーが硬い原因
自転車のブレーキレバーが硬い原因は、ブレーキレバーをぶつけて変形していたり、Vブレーキ本体のアームを広げるためのバネが強過ぎるなど、様々ことが考えられますが、頻度の高い原因の1つとしてワイヤーの不具合が挙げられます。
ワイヤーがスムーズに動いていれば、ブレーキレバーは軽い力で握ることができますが、ワイヤーがどこかで擦れているとブレーキレバーが硬く感じます。
ワイヤーが擦れやすい部分は、アウターケーブルとブレーキレバーの接続部分や、アウターケーブルとVブレーキ本体の接続部分です。
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アウターケーブルが短過ぎて接続部分が急激に曲がっていると、内部のワイヤーに負荷がかかるので、スムーズに動くことができません。また、アウターケーブルの接続部分が外れていると、ワイヤーが擦れてなかなか動かなくなるので、ブレーキレバーが非常に硬い状態になります。
ですから、ブレーキレバーが硬い時は、まずはアウターケーブルの接続部分が外れていないかを確認することが大切です。
アウターケーブルの接続部分が外れていないかを確認したり、ワイヤーに潤滑剤を塗る程度でしたらDIYでできると思いますが、壊れたブレーキレバーやワイヤー、Vブレーキ本体などの交換は、自転車の知識がないと難しいです。
自転車のブレーキシステムは、安全に走行するために重要な部分なので、自己判断せずに販売店などで点検・修理を行うようにしましょう。
潤滑防錆剤
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