川釣りを楽しむ際に出会うことの多いのが「ウグイ」や「ハヤ」「ワカサギ」と呼ばれる魚です。ワカサギは冬の時期に釣るイメージが強いかもしれませんが、夏で川や湖で釣ることができます。本記事では、ウグイ、ハヤ、ワカサギの違いや見分け方についてご紹介します。
ウグイとハヤの違い
ウグイとハヤは、日本の川や湖で見ることができる魚ですが、それぞれ違う特徴があります。
まず、ウグイはコイ科の魚で、体はスリムで銀色です。川や湖などの淡水で生活していますが、時には海に行くウグイもいます。この魚の名前にはいくつかの由来があります。一つは、細長い形が神社で使う「斎杭」に似ていることから来たとされます。また、鵜(う)という鳥がよく食べることから「鵜喰(ウグイ)」とも呼ばれます。ウグイは日本中に広く分布しており、地域によって「ハヤ」「アカハラ」「イダ」「アイソ」などといった異なる名前で呼ばれることがあり、このようなウグイの地方名は80種以上もあると言われています。
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次に、「ハヤ」という名前は、実はウグイだけではなく、オイカワやカワムツなど、いろんな魚を指すことがあります。特に関東地方では「ハヤ」という名前のほうがよく使われています。これらの魚は川の上流や中流に住んでいることが多く、清流を好む性質があります。アブラハヤやタカハヤも「ハヤ」として呼ばれることがあります。
つまり、ウグイやオイカワ、カワムツなど、主に川で生活している小型魚のことを、一括りに「ハヤ」と呼ぶことがあるので、ウグイのことも「ハヤ」と呼ぶことがあるが、「ハヤ」は一種の魚だけを指す呼び名ではないという違いになります。
ウグイ、オイカワ、カワムツなどのハヤが狙える仕掛け
ワカサギとウグイの違いや見分け方
ワカサギとウグイを見分けるためには、いくつかのポイントがあります。ワカサギはキュウリウオ科の魚で、体長が10〜15センチくらいの細長い体が特徴です。同じキュウリウオ科の仲間にはシシャモがいます。ワカサギを見分ける簡単な方法は「アブラビレ」を確認することです。アブラビレは背ビレと尾ビレの間にある小さなヒレで、ワカサギの仲間にはこのヒレが存在します。
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一方、ウグイは少し大きめで体長20〜30センチほどで、アブラビレはありません。ウグイはコイ科の仲間で高い適応力を持ち、水質の変化にも強い魚です。通常、川や湖でワカサギに混じって釣れる魚の多くはウグイやオイカワなどのコイ科の魚です。
慣れてくれば、アブラビレを目で確認しなくても、ワカサギの細い体型でウグイとの違いを簡単に見分けられるようになります。
餌付けが半分で済むワーム仕掛け
ワカサギ釣りは冬のイメージが強いかもしれませんが、夏でも釣ることができます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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