遠投カゴ釣りをする際の1番の困り事は、仕掛けが絡まることです。仕掛けにカゴを付けた状態で遠くに飛ばそうとすると、どうしても絡んでしまうものです。今回は、絡まない仕掛けにするポイントについて紹介します。まずは、遠投カゴ釣りの仕掛けが絡まる原因から確認していきましょう。
遠投カゴ釣りの仕掛けが絡まる原因
通常の釣りの仕掛けの重心は、オモリの1つだけなので、飛行時に仕掛けが絡まないのですが、遠投カゴ釣りの場合は、カゴとオモリの2つの重心があるために、飛行時に重心が分散して、仕掛けが不規則な動きをしてしまい、絡まりやすくなります。
また、カゴなどの突起物が付いていると、そこに道糸が引っ掛かりやすいということも、絡まる原因として考えられます。
絡まない仕掛けにするには?
遠投カゴ釣りの場合は、カゴとオモリで重心が2つに分散してしまうのは仕方ないことなので、絡まない仕掛けにするには、天秤を使用することをおすすめします。
天秤を使用することで、道糸と仕掛けに距離ができます。これらが離れることで、遠投時に絡まりにくくなります。
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また、仕掛けに凹凸があることも絡まる原因になります。遠投カゴ釣りの仕掛けは、連結部分にフックやサルカンなどの凹凸のある金具が使われています。ここにハリスが引っ掛かって絡まることがよくあります。
結局は、仕掛けに凹凸がなければ絡まないはずです。ウキやカゴによる凹凸は仕方ないですが、フックやサルカンなどの連結部分の凹凸は、熱収縮チューブを被せて保護しておくと、可動域が狭くなってハリスが絡まりにくくなります。
熱収縮チューブ
固定式天秤と遊動式天秤で絡まりやすいのはどっち?
遠投カゴ釣りに使用する天秤の主な種類は、「固定式天秤」と「遊動式天秤」があります。
固定式天秤は、天秤を介して道糸と仕掛けの全体が1つに固定されているのが特徴です。固定式天秤は、道糸と仕掛けの間に天秤が固定されているので、アタリが伝わりにくいというデメリットがありますが、道糸と仕掛けが固定されて離れているので絡まらないというメリットがあります。
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一方、遊動式天秤は、天秤が固定されずに遊動するのが特徴です。天秤のアームの先にリング付いており、そのリングの中に道糸が通っているので、天秤が動く仕組みになっています。
遊動式天秤は、道糸から仕掛けまでが直接繋がっているので、魚のアタリがダイレクトに伝わるというメリットがありますが、天秤が動くので絡まりやすいというデメリットがあります。
固定式天秤
遊動式天秤
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