シーズニング不要のダッチオーブンは、初回の空焼きが不要というものなので、その後もお手入れ不要という意味ではありません。基本的には、ダッチオーブンは洗剤で洗わないものなのですが、久しぶりに使う時は使用前に洗剤で洗うことをおすすめします。
ダッチオーブンのシーズニング不要はお手入れ不要ではない
ダッチオーブンなどの鉄製の調理器具は、そのままにしておくと錆びてしまうので、表面に油を塗ってコーティングする必要があります。このお手入れをシーズニングと言うのですが、最近では、シーズニング不要のダッチオーブンも販売されています。
それでは、このようなダッチオーブンが、なぜシーズニングをする必要が無いのかと言うと、シーズニング不要のダッチオーブンの表面には、焼付塗装が施されているからです。
焼付塗装とは、塗料を110℃～200℃の高温で焼き付けたものです。塗料による被膜を施すことで鉄製のダッチオーブンを錆びにくくしています。
Sponsored Links
とても使いやすいシーズニング不要のダッチオーブンですが、シーズニングが不要だからと言って、全くお手入れが必要ないということではありません。
シーズニング不要のダッチオーブンを長年使い続けていると、表面に施された焼付塗装が剥がれていきます。焼付塗装が剥がれた部分が空気に触れて酸化すると、その部分だけ錆びることがあるのです。
ですから、シーズニング不要のダッチオーブンは、初回の空焼きが不要というだけで、使用後は植物油を塗っておく必要があります。ダッチオーブンを使用する前に、空焼きと油を塗る作業を繰り返すシーズニングは大変なので、初回の空焼きが不要な鉄製ダッチオーブンは、鉄製の調理器具を使い慣れていない方におすすめです。
シーズニング(初回の空焼き)不要の鉄製ダッチオーブン
ダッチオーブンを久しぶりに使う時は使用前に洗剤で洗う
ダッチオーブンは大きくて重い調理器具なので、ソロキャンプがメインの方は、頻繁に使うものではないと思います。
ダッチオーブンを長い間使っていないと、表面に塗った油が酸化して古くなります。酸化した油は不快な臭いがするので、そのまま使うと料理が不味くなってしまいます。
基本的には、ダッチオーブンは使用後に洗剤で洗わないものなのですが、ダッチオーブンを久しぶりに使う場合は、使用前に洗剤で洗うことをおすすめします。
Sponsored Links
使用する洗剤は、普段から食器を洗っている中性洗剤で大丈夫です。洗剤の付いた柔らかいスポンジでダッチオーブンを軽く洗って、古い油を落としてから水気を拭き取り、新しい植物油を塗っておくと良いでしょう。
お手入れが面倒だという方は、鉄製ではなくステンレス製のダッチオーブンをおすすめします。ステンレスは錆びにくいので、シーズニングのお手入れは不要です。
ステンレス製のダッチオーブン
Sponsored Links
おすすめの記事
キャンプ場の灰の処理・炭の処理！可燃ゴミとして処理されたその後はどうなる？
キャンプで風速5m・風速7mは中止？風避けにおすすめの「陣幕」を紹介！
