スピニングリールのシャリシャリ音・シュルシュル音の原因とメンテンナンス

釣りをしていると、スピニングリールから「シャリシャリ」「シュルシュル」といった異音が聞こえてくる場合は、内部に異物が混入している可能性が考えられます。本記事では、スピニングリールのシャリシャリ音、シュルシュル音の原因や、日々のメンテンナンス方法について紹介します。

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スピニングリールのシャリシャリ音・シュルシュル音の原因

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スピニングリールを巻くと、「シャリシャリ」「シュルシュル」といった異音が発生する原因は、海釣りと川釣りで異なります。

海釣りの場合は、スピニングリール内に海水が入り込むと、水分だけが蒸発して塩が結晶化します。この塩の結晶が金属製部品と擦れ合うことが原因で、シャリシャリ音、シュルシュル音が生じるようになります。このような現象のことを「塩噛み」と言います。

川釣りの場合は、スピニングリール内に砂や塵が入り込むことが原因で、同様の異音や動作不良が発生することがあります。

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スピニングリールの回転部分には、ベアリングが組み込まれています。ベアリングは、回転を滑らかにするために金属製のボールで構成されており、ここに海水や砂、塵などの汚れが溜まると、擦れ合ってシャリシャリ音、シュルシュル音が聞こえるようになるのです。

そのままメンテンナンスをせずに使い続けると、最終的にはベアリングが破損してしまう恐れがあります。このような事態を避けるためには、日々のメンテナンスが重要です。

スピニングリールの異音のメンテンナンス

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スピニングリールの異音の発生場所が、ラインローラーの中だけでしたら、内部に組み込まれたベアリングの洗浄とグリスアップで改善する可能性があります。ネジを取り外す際に精密ドライバーが必要ですが、作業自体はそれほど難しいものではありません。

精密ドライバーでラインローラーのネジを外してから、内部の部品をパーツクリーナーで洗浄し、綺麗になった部品にグリスを塗布したら、再び元の状態に組み立てて作業は完了です。この時、ベアリングが破損している場合は、新品と交換しておきましょう。

リールの内部にシャリシャリ音の原因がある場合は、スピニングリールは複雑な部品で構成されているので、リールの知識がない方が分解するのは非常に困難です。この場合は、販売店などに修理を依頼するようにしましょう。

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スピニングリールは、日々のメンテンナンスがとても重要です。使用後は真水でリールを洗って、海水や砂などの混入を防ぎます。スピニングリールを水洗いする際には、水が内部に入らないようにドラグをしっかり閉めて洗うようにしましょう。また、水洗い中にリールを巻くと水が混入する原因になるのでNGです。

スピニングリールが綺麗になったら、次は注油を行います。ハンドルノブの付け根とベールの付け根の回転部分には、オイルスプレーを吹きかけておきましょう。そして、ドラグとスプールを取り外し、内部の回転部分にはオイルよりも粘度の高いグリスを塗っておくと良いでしょう。

スピニングリールは、日々のメンテナンスを怠らなければ、5~10年くらい使えます。使用後に放置しなけらば、シャリシャリ音、シュルシュル音を事前に防ぐことができます。

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