スキー板を選ぶ際に「対応レベル:中級」と表記されていることがありますが、そもそもスキーの中級者とは、どのくらいのレベルのことを言うのでしょうか。また、中級者に合ったスキー板の長さはどのくらいなのでしょうか。
スキーの中級者とは?
スキーの中級者に明確な定義はありませんが、スキー場の中級者向けのコースを、スムーズなポジショニングとエッジングで余裕をもって滑走できれば、一般的に中級者と言えるのではないでしょうか。
スキー場の中級者向けのコースは、各スキー場の独自の判断で造られていますが、大抵は、15~25度くらいの傾斜角度になっています。中級者であれば、このようなコースを、スキー板を八の字にして滑る「ボーゲン」ではなく、スキー板を平行にする「パラレル」で滑走できるはずです。
スキーの実力を測る目安として、全日本スキー連盟(SAJ)が定める「スキー検定」があります。スキー検定は、5~1級の「級別テスト」と、それよりレベルの高い「プライズテスト」に分かれていて、一般のスキーヤーが目指すのは5~1級までの級別テストの合格です。
スキー検定において、中級者とは何級以上であるといった明確な定義はありませんが、スキー場の中級者向けのコースを快適に滑走するためには、パラレルターンができないといけません。
スキー検定で、パラレルターンの種目テストが行われるのは2級からなので、スキー検定2級に合格できれば、中級者と言っても差し支えないでしょう。
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スキー検定は、各スキー場にあるスキー学校で実施しています。スキー検定は、5~2級までは好きな級を受験できますが、1級を受けるためには2級を合格していないと受験することができません。
5~3級までは、レッスンを行いながら判断する講習内検定ですが、2~1級は種目テストになります。一般的には2級から受験することが多いです。
スキー検定2級は、「基礎パラレルターン大回り」「基礎パラレルターン小回り」「シュテムターン」の3種目を行います。1種目100点×3種目=300点満点のうち、195点以上で合格です。
ちなみにスキー検定1級は、「パラレルターン大回り」「基礎パラレルターン小回り」「パラレルターン不整地小回り」「総合滑走フリー」の4種目を行います。1種目100点×4種目=400点満点のうち、280点以上で合格になります。
中級者向けのスキー板の長さは?
短く軽いスキー板は、スピードが出にくく曲がりやすいですが、長く重いスキー板は、スピードが出やすく安定するという特徴があります。
そのため、初級者は身長のマイナス10㎝くらいの短いスキー板がお勧めですが、中級者になると、ある程度のスピードが出せて、高い操作性も求めたくなるので、中級者のスキー板の長さは、身長のマイナス5㎝くらいが適しています。
(例:身長が165㎝の中級者のスキー板の長さは、165-5=160cmくらいが適したサイズです。)
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体重が重い方は、スキー板が雪に埋もれやすいので、少し長いものを選ぶと良いでしょう。
上級者になれば何でもできるので、ご自身の滑り方に合ったスキー板を自由に選択できるようになります。
中級者におすすめのスキー板
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