日本においてイワシと呼ばれる主な種類は、「マイワシ」「カタクチイワシ」「ウルメイワシ」です。本記事では、これらの3種類のイワシの違いや見分け方について紹介します。
「マイワシ」「カタクチイワシ」「ウルメイワシ」の違いや見分け方
マイワシの特徴
マイワシは、ニシン目ニシン科マイワシ属に分類される魚で、成魚の体長は大きいもので30cmまで成長することもありますが、大抵は20cm前後の個体が多いです。
マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの体色は、背中が青緑色で腹部が銀白色という、いわゆる青魚ですが、マイワシだけ体の側面に黒い斑点が並んでいるという違いがあります。
この斑点は、個体によって1列であったり、2列であったり、あるいは微かに3列目が見えるものもいます。マイワシの中には体の側面に斑点が無い個体も存在しますが、カタクチイワシとウルメイワシには斑点が無いので、マイワシの見分け方のポイントになります。
その他の見分け方としては、カタクチイワシやウルメイワシの体は楕円形をしていますが、マイワシは体は平たいという違いもあります。
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カタクチイワシの特徴
カタクチイワシは、ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属に分類される魚です。成魚の体長は14cm程度で、マイワシやウルメイワシよりもカタクチイワシの方が小さいという違いがあります。
カタクチイワシは漢字で「片口鰯(かたくちいわし)」と表記します。この和名は、カタクチイワシの上顎が下顎に比べて大きく、片方の顎だけ発達していることが由来になっています。この特徴的な上顎がカタクチイワシの見分け方のポイントです。
マイワシやウルメイワシと比べて、カタクチイワシは、体が細長いという違いもあります。
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ウルメイワシの特徴
ウルメイワシは、ニシン目ニシン科ウルメイワシ属に分類される魚です。成魚の体長は30cm程度まで成長するので、マイワシやカタクチイワシと比べてウルメイワシの方が大きいという違いがあります。
ウルメイワシは漢字で「潤目鰯(うるめいわし)」と書きます。ウルメイワシの目は、「脂瞼(しけん)」と呼ばれる半透明の膜によって覆われているので、目が潤んでいるように見えることが和名の由来になっています。
ウルメイワシの腹ビレは、背ビレよりも後ろにあるのが特徴です。マイワシやカタクチイワシと比べてウルメイワシの鱗は細かいという違いもあります。ウルメイワシの見分け方のポイントは、潤んだ目と腹ビレの位置で判断することができます。
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