シェラカップとは、持ち手付きの金属製カップのことで、アルミ製・ステンレス製・チタン製などのシェラカップがあります。
シェラカップは、直火にかけられるので調理はもちろん、冷めたスープやコーヒーを温め直すこともできますが、シェラカップの素材によっては、熱くて持ち手に触ることができなかったり、シェラカップに口をつけられないほど熱いことがあります。
熱くないシェラカップはアルミ製・ステンレス製・チタン製のどれか?
結論から言うと、直火にかけても熱くないシェラカップの素材は、チタン製のものです。
アルミ→ステンレス→チタンの順に熱伝導率が低いので、この中で最も熱が伝わりにくいチタン製のシェラカップは、触っても熱くないというわけです。アルミ製・ステンレス製・チタン製のシェラカップは、それぞれにメリットとデメリットがあります。これらの素材の特徴を確認していきましょう。
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アルミ製のシェラカップ
アルミは熱伝導率が高いため、炊く・炒めるなどの調理には適した素材です。たとえば、飯盒やメスティンがアルミ製です。
シェラカップを直火にかけて調理する時には、熱伝導が良いので調理しやすいのですが、シェラカップ自体も熱いので素手で持ったり、口をつけることはできません。商品によっては、カップの部分はアルミ製だけど、持ち手の部分は熱くなりにくいステンレス製になっているものもあります。
熱伝導率が高く温まりやすいということは、同時に冷めやすいということでもあります。また、アルミは柔らかい素材なので傷つきやすく、ぶつけると凹みやすいです。
ステンレス製のシェラカップ
ステンレスは、鉄とクロムからできているので、硬く丈夫な素材で、錆びにくいという特徴があります。
熱伝導率が低いので、一度温めたスープやコーヒーが冷めにくいというメリットがありますが、直火で料理すると局所的に熱が伝わるので、焦げ付きやすいというデメリットもあります。
ステンレスは、熱が伝わりにくい素材なので、アルミ製のシェラカップと比べると、持ち手に触れたり口をつけたりした時に熱く感じにくいです。
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チタン製のシェラカップ
チタンは軽いだけでなく強度もあるので、アウトドア用品で重宝される素材です。チタンの熱伝導率はとても低く、ステンレスの4分の1程度なので、直火にかけたシェラカップの持ち手に触っても、口をつけても熱くないです。
ただし、チタンは価格が高いというデメリットがあります。また、熱伝導率が低いため、ステンレスと同じように料理すると焦げ付きやすいです。
チタンはとても軽い素材なので、何も入っていないチタン製のシェラカップを置いておくと、風の強い日は飛ばされることがります。チタンは強度があるので、ぶつけてもアルミのように簡単には凹みませんが、風で飛ばされるのが心配な場合は、重さがあるステンレス製のシェラカップを使うと良いでしょう。
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