子供の体操着の泥汚れ、習字の授業でこぼした墨汁、ワイシャツの襟の黄ばみなど、頑固な汚れにお悩みの方は多いと思われます。
今回の記事では、服についた頑固な汚れの落とし方を紹介します。
頑固な泥汚れの落とし方
頑固にこびり付いたソックスの泥汚れ、子供の体操着の泥汚れなど、しっかり洗濯してもなかなか落ちないものです。
このような頑固な泥汚れは、1回の洗濯では落ちにくいので、洗濯機に入れる前にゴシゴシ強く洗ったり、もみ洗いをしたりするのが一般的です。
しかし、多くの場合が間違った泥汚れの落とし方をしています。
正しい落とし方は、粉末洗剤を溶かした40℃のお湯で洗濯物をつけ置きしてから、洗濯機で洗うことが効果的です。
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泥汚れの落とし方
1.粉末洗剤を溶かした40℃のお湯で洗濯物を30分~1時間ほどつけ置きします。
2.洗濯物をお湯から取り出し、汚れた部分に固形石鹸を塗り込みます。
3.洗濯用ブラシを使って泥汚れを掻き出します。
4.洗濯物を洗濯機に入れて残りの泥汚れを洗い流します。
強くゴシゴシ洗うのはNG
泥汚れは、細かい石などの粒子が繊維の表面近くに挟まったものです。
ただゴシゴシ洗っても泥は水に溶けないので細かく砕けるだけです。
泥汚れは粒の汚れなので、強くゴシゴシ洗ってしまうと、汚れの粒が繊維の中に入り込んでしまうので、強く洗うのはNGです。
頑固な泥汚れの洗濯物を、粉末洗剤を溶かした40℃のお湯でつけ置きして、しばらく経つとお湯が泥の色に変わっていきます。
まずは、粉末洗剤でつけ置きして、汚れの粒を出しやすい状態にしてから、洗濯用ブラシでゴシゴシと汚れを掻き出すと良いでしょう。
漂白剤は泥汚れに効果なし!?
頑固な泥汚れを落とすために、漂白剤の入った水またはお湯に洗濯物をつけ置きする方法をやりがちですが、実は漂白剤は泥汚れにはほとんど効果がないと言われています。
漂白剤は、菌や黄ばみ、臭いなどには効果がありますが、泥汚れには効かないのです。
頑固な泥汚れを落とすためには、漂白剤ではなくて粉末洗剤を溶かした40℃のお湯で洗濯物をつけ置きすることが有効な落とし方です。
粉末洗剤に含まれるアルカリ剤は、繊維の中に挟まった泥汚れの粒子を動かしやすくする働きがあります。
そのため、繊維の中に入り込んだ泥汚れが浮かび上がりやすくなるのです。
つけ置きする時は、水ではなくお湯を使うことがオススメします。
お湯の方が繊維を広げやすくし、粉末洗剤も効果を発揮しやすい。
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乾いた墨汚れの落とし方
子供が習字の授業で墨汁を服にこぼしてしまった・・・真っ白い体操着の部分に墨汁がついてしまったら、もう諦めるしかないと思いがちですが、実は墨汚れに効果的な落とし方があるのです。
ただし、墨の汚れは、固形の墨を擦って作ったものと、最初から液体になっている墨汁とで、それぞれ落とし方が異なります。
乾いた「墨」の落とし方
1.墨汚れの部分に7分がゆのごはん粒をつけます。
2.ごはん粒のついた墨汚れの部分に固形石鹸を塗り込んでいきます。
3.墨汚れの上に不要なタオルを重ねて、指を使ってごはん粒と固形石鹸をしっかり揉み込んで汚れを浮かしていきます。
4.浮き上がった墨汚れをお湯ですすぎます。
5.1~4を数回繰り返し、しっかり墨汚れを揉み出していきます。
6.墨汚れが落ちてきたら、すすいでから洗濯機にかけます。
ごはん粒が墨の粒子とくっつき、固形石鹸で汚れを包み込み落としやすくします。
固形石鹸がしっかり墨汚れをつかんでいるので、周りの生地に汚れが広がりません。
乾いた「墨汁」の落とし方
液体洗剤 消毒用エタノール
1.「液体洗剤:消毒用エタノール=2:1」の割合で混ぜ合わせます。
2.1をつけた不要な歯ブラシをつかって、墨汁の汚れの裏からたたき出していきます。
3.1~2を根気よく繰り返して汚れが落ちてきたら、すすいでから洗濯機にかけます。
墨汁には、墨と違って合成繊維などの化学成分が含まれているので、この化学成分を溶かし出すことが重要です。
エタノールには、合成樹脂を溶かすはたきがあるので、墨汁の汚れが落ちやすい。
墨汁の汚れは、擦った墨の汚れに比べて落とすことが難しいので根気がいる作業になります。
ごはん粒と固形石鹸を使った墨の落とし方と併用して落としていくと良いでしょう。
頑固な黄ばみ汚れの落とし方
白いワイシャツの襟の黄ばみや、子供の体操着の黄ばみ汚れなど、なかなか落ちない汚れに困っている方が多いと思います。
黄ばみ汚れの主な原因は、体から出るタンパク質と皮脂によるものです。
タンパク質の汚れには粉末洗剤が効き、皮脂の汚れには漂白剤が効果的です。
黄ばみ汚れの落とし方
1.50℃のお湯1リットルに対し、粉末洗剤を小さじ1杯、酸素系漂白剤を小さじ1杯を混ぜ合わせます。
2.1の液体に洗濯物を30分~1時間ほどつけ置きします。
3.つけ置きした洗濯物を洗濯機にかけます。
漂白剤と洗剤の働きをあげるために50℃の熱めのお湯を使うと効果的です。(火傷には十分注意してください。)
つけ置きの時間は、白い服であれば問題ありませんが、色物の服を長時間つけ置きすると色が落ちやすいなるので注意が必要です。
また、ポリエステル素材の服は、必要以上にずっとつけておくと、一度離れた汚れが戻ってしまうことがあります。
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