お茶の実の油「ティーオイル」は、オリーブオイルと比べてオレイン酸が豊富に含まれています。
オレイン酸は、冬の乾燥対策に役立ちます。またティーオイルは食用油として料理でも使えます。
今回の記事では、ティーオイル(茶油)の作り方や効果/効能、さらにはティーオイルの活用法なども紹介します。
ティーオイル(茶油)とは
お茶の木は、冬でも葉を落とさない常緑樹です。お茶は、つばきの仲間でツバキ科です。
お茶の花は、白く可憐な花が秋に咲きます。
花が落ちるとお茶の種が実り、これを絞ると美容・健康に良いお茶の油「ティーオイル」ができます。
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緑茶の農園を営んでいる場合は、お茶の葉の栄養成分を保つために、花を咲かせないように育てるのが一般的です。
ですから、緑茶農園の場合はほとんど種ができません。
お茶の木は、緑茶用の他にも生垣用に育てることがあります。
生垣用のお茶の木には、白い花が咲き、種もできます。
ティーオイルの作り方
まずは、お茶の実の硬い殻(外皮)をペンチなどを使って割って中身を取り出します。
殻を取ったお茶の実を弱火で15分ほど煎ると油が出やすくなり、風味も良くなります。
煎ったお茶の実を油絞り器を使ってオイルを絞っていきます。
油絞り器は、家庭用の物が販売されているので、手軽にシードオイルを楽しむことができます。
お茶の実を焙煎してから絞ったものと、生のままの実を絞ったものの2種類作ってみるとティーオイルの使い分けができて良い。
ティーオイルの効果/効能
ティーオイルに含まれるオレイン酸は、血液中の悪玉コレステロール値を下げる効果や便秘解消などの効能があると考えられています。
オレイン酸は、オリーブオイルにも含まれていますが、その含有率は70~75%ほどだと言われています。
ティーオイルに含まるオレイン酸の含有率は80~85%ほどでオリーブオイルよりも多い。
さらに、ティーオイルには、カテキンとビタミンEも豊富に含まれているので、強い抗酸化作用もあります。
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ティーオイルの使い方
ティーオイルは、アンチエイジング効果が期待できるカテキンとビタミンEも豊富に含まれています。
ここでは、美容・健康に役立つティーオイルの使い方をいくつか紹介します。
ティーオイルを野菜炒めやサラダにかける
野菜炒めを調理する時に炒め終わったら火を止めて、最後にティーオイルを回しかけると風味が良くなります。
サラダの場合も、食べる直前にサラダにティーオイルをかけると美味しくいただけます。
スープにティーオイルを加える
コンソメスープにティーオイルを小さじ1杯加えて飲むと、抗酸化作用のある良質な油を手軽に摂取することができます。
ティーオイルが浮かんだスープは、味もまろやかになり風味が良くなります。
ティーオイルのバーム
固めのクリーム「バーム」は、肌や髪に使えるコスメです。
バームは万能な油なので、乾燥する時期には肌や髪などの保湿効果ができます。
●材料
ティーオイル・・・20g
ミツロウ・・・3g
作り方は、ティーオイルを湯煎しながらミツロウと混ぜるだけです。
ティーオイルとミツロウを溶かして混ぜたら、容器に移して冷ませば出来上がりです。
手の指先や髪の毛先など乾燥して傷みやすい部分にティーオイルのバームを塗って保湿すると良いでしょう。
冬の乾燥には良質な植物油がかかせません。なかでもティーオイルは知る人ぞ知る美容・健康に良い植物油です。
お茶の実の食用油は、料理に加えるとまるでナッツのような香ばしい風味が楽しめます。
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