干し野菜やドライフルーツなど、自然食に注目が集まっている昨今。太陽の力をかりて、美味しい野菜や果物をさらに美味しくいただく、昔ながらの食べ方に関心が高まっています。
太陽の光をいっぱい浴びた野菜は旨味が凝縮し、保存性も良くなります。ドライフルーツはそのまま食べても良いですが、ヨーグルトに入れて食べても美味しくいただけます。
干し野菜のメリット
旨味が凝縮
野菜を干すと水分がぬけるので、素材そのものの味が濃くなります。そのため料理に使う時に味付けを控えることができます。旨味が凝縮されるので、野菜や果物の甘味がぎゅっと詰まった味わいになります。
長期保存
干し野菜にすると水分がなくなるため、長期保存が可能になります。温湿度の状態にもよりますが、カラカラに完全に乾燥させた状態の干し野菜は、常温で1ヶ月ほど日持ちします。
食物繊維が摂取しやすい
もともとの素材に含まれる食物繊維の量は変わりませんが、干し野菜にすると効率よく食物繊維が摂れるようになります。たとえば、切り干し大根の場合は、同じ量の生の大根と比べて約16倍も食物繊維が多くなります。
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プチトマトの干し方
プチトマトは、必ず横半分に切ります。横に切ることで水分を早く飛ばすことができます。そして、スプーンをつかってプチトマトの種の部分を取り除きます。この部分はカビやすいので、長期保存したい場合は種の部分を取り除くようにしましょう。
プチトマトの切った面を上にして、重ならないようにザルに並べて、水分が完全に抜けるまで天日干しします。カラカラになるまで完全に乾燥するまでには、風通しと日当たりの良い場所で、2、3日はかかると思います。
完全に乾燥したプチトマトは、まるで干しブドウのように黒っぽくなります。夜露があると乾燥しにくいので、夜は必ず室内に移動してください。
キウイの干し方
キウイの皮を剥いた後に、5ミリ程度の厚みで輪切りにします。キウイのように水分の多いものを干す時は、下にオーブンペーパーを敷いてから、その上に輪切りにしたキウイを並べて干すようにしましょう。水分が多い食べ物を干すとザルにくっついてしまうので、オーブンペーパー敷くと取りやすくなります。
1日程度の干し時間で、セミドライの状態であっても、生のまま食べるキウイとは、まったく違った甘さが楽しめます。
完全に乾燥して長期保存したい場合は、3、4日ほど干す必要があります。1日に1回はひっくり返して、水分が完全に抜けるまで天日干しします。
キウイは水分が多く含んでいるので、ひっくり返さないと、キウイの下面がなかなか乾かないので注意が必要です。夜露が乾燥の妨げになるので、夜は必ず室内に移動してください。
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干し野菜の下準備
ナスやリンゴは、干す前に薄い塩水に15分ほど浸けてから乾燥させると、きれいな仕上がりになります。ナスはえぐみがあるので皮を剥いてから干しましょう。
ニンジンやブロッコリー、じゃがいもなどは、茹でてから干すようにしましょう。
ゴボウやレンコンは、アク抜きのために水にさらしてから干しましょう。表面にデンプンがあると水分が飛びにくいので、水にさらすと効果的です。
干しカゴを利用する便利
基本的には、ザルのように穴が開いているものの上に切った野菜や果物を干してください。穴が開いていない器は、風通しが悪いので野菜や果物の下面がなかなか乾かないことがあります。
干すスペースがない場合は、干しカゴを利用する便利です。干し野菜やドライフルーツを作る時は、天気の良い日で風通しの良い場所に干すことが重要です。室内干しや風通しの悪い場所では、カビが発生することがあるので干さないようにしましょう。
万能干しカゴ
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