保育士試験は、誰でも受けられるわけではありません。
それでは、保育士の資格を得るためには、どのような条件が必要なのか?
まずは、保育士試験の受験資格について、簡単に説明すると次のとおりになります。
保育士試験の受験資格
● 大学・短大・専門学校を卒業した人 ⇒ 受験可能
● 高校を卒業した人 ⇒ 条件付きで受験可能
● 中学を卒業した人 ⇒ 条件付きで受験可能
● 大学・短大・専門学校に在学中 ⇒ 条件付きで受験可能
● 大学・短大・専門学校を中退 ⇒ 条件付きで受験可能
● 中学・高校を中退 ⇒ 条件付きで受験可能
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このように保育士試験は、条件付きも含め沢山の人に受験の機会が与えられている資格です。
保育士試験は、筆記試験と実技試験の2つから構成されていますが、保育士試験の全科目の合格率は例年11~14%ほどと、驚くほど低い・・・
今回の記事では、保育士試験の筆記の合格率が低いのはなぜなのか?
または、実技試験の難易度など、保育士の資格取得についての情報を紹介します。
保育士試験は筆記と実技
筆記試験
保育士試験の筆記試験は、毎年8月に行います。
科目は全部で8科目。マークシート方式です。
全ての科目を3年以内に合格点をとる必要があります。
実はこの3年以内ってところに合格率が低い理由があるのです。
難易度は科目ごとに様々で、ほとんど勉強しなくても合格点がとれるサービス問題もあれば、かなり専門的なマニアックな問題も・・・。
筆記試験の科目名は次のとおりです。
1.保育原理
2.教育原理及び社会的養護
3.児童家庭福祉
4.社会福祉
5.保育の心理学
6.子どもの保健
7.子どもの食と栄養
8.保育実習理論
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実技試験
実技試験は、筆記試験全科目合格者のみ毎年10月に行います。
筆記試験・実技試験ともに3年以内で合格点をとる必要があります。
同じ保育士試験にも関わらず、実技試験は筆記試験に比べて合格率がかなり高い。
実技試験は3つの項目から2つを選択し、その2項目とも合格する必要があります。3項目は次のとおりです。
1.音楽表現に関する技術
2.造形表現に関する技術
3.言語表現に関する技術
保育士試験は3年以内に筆記と実技を合格しないとやり直し
保育士試験は3年以内に筆記試験8科目と、実技試験2項目を取得しないと合格にはなりません。
保育士試験の全科目の合格率は、例年11~14%ほどと、かなり低い合格率になっています。
この数字はその年に全科目に合格した人の割合です。
つまり、8科目の筆記と2項目選択の実技を1年で全て合格する人は少ないということです。
しかし、3年間で全科目に合格するればよいので、各科目の合格率はもっと高いと思われます。
実技試験の合格率は90%以上
保育士試験の実技の内容は、童謡の弾き歌いや絵画制作、または童話の語り聞かせなど、それぞれの項目によって行われてますが、実技試験の合格率は90%以上と言われています。
この高い合格率は、難易度が低いと簡易に考えてしまうのはよくありません。
8科目の筆記試験に合格する人は、すでに実技の準備もできている人が多いと考えるほうがよいと思います。
また、合格率は毎回、変動するものなので安易に受け止めてはいけません。
慎重にのぞむことが大切です。
保育士試験の難易度は、けして易しいものではありませんが、なんとか3年以内で筆記試験を合格できれば、実技試験の合格率は90%以上ということで、合格への希望が持てそうです。
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