秋になると旬な時期を迎えるのがキノコ類です。中でもシイタケとエノキは食卓に並ぶ機会も多い食材です。
今回の記事では、美味しいシイタケとエノキの選び方についてです。スーパーでパック詰めになっているキノコを、パックの外側からでも美味しいものを見分けるコツを紹介します。
美味しいシイタケの選び方
シイタケは笠を裏返しにした状態でパック詰めにして売られていることが多いですが、実は裏側のある部分を見るだけで美味しいシイタケを見分けることができるのです。
シイタケの笠の裏の部分が狭いものの方が、美味しいシイタケの可能性が高いです。笠の小さなシイタケは肉厚で食感も良く、より美味しいと言われます。笠の大きなシイタケは一見食べるところが多く見えるので、真っ先に選びがちなのですが、成長し過ぎてしまっていて、旨味成分が抜け出てしまっていることがあります。
Sponsored Links
実は、シイタケは成長して笠が大きく広がるほど、シイタケ独特の美味しい味が抜ける性質があるのです。シイタケの笠が広がると胞子が出るようになります。この胞子と一緒に栄養と旨味成分を吐き出してしまうので、笠の大きく広がったシイタケは味が落ちると考えられます。美味しくて栄養のあるシイタケの選び方は笠が小さく肉厚のものを選ぶと良いでしょう。
美味しいエノキの選び方
エノキはスーパーではパックに入って売られていることが多いですが、エノキのある部分を見るだけでパックの外側からでも美味しいエノキを見分けることができます。
Sponsored Links
パック詰めのエノキを真上から見て、エノキの笠の高さをチェックします。新鮮なエノキは軸が真っ直ぐで笠の高さが均一であることが特徴です。笠の高さがそろったエノキは、パック詰めで見えない部分も軸が真っ直ぐでシャキッとしています。
それとは逆に笠の高さがバラバラなエノキは、鮮度が落ちて軸が曲がっているため、高さが不揃いになります。
キノコの栄養を効果的に摂取する方法
エノキは根元が栄養豊富
エノキの根元部分には、重力の影響で栄養成分のキノコキトサンが豊富です。エノキを料理する時に、根元部分を切り落としてしまいがちですが、できるだけ根元の方も調理して食べる方がより栄養を摂取することができます。
シメジは炒め物がベスト
シメジには、オルニチンという成分が豊富に含まれており、その量はシジミの約5倍も多く含まれています。シメジに限らず、キノコの栄養素は水に溶けやすい性質があるので、シメジを料理する時は煮込みよりも炒め物にした方が栄養をきちんと摂取することができます。
煮込み料理でシメジを使った場合は、スープに栄養が溶け込んでいるので、スープまで飲むと良いでしょう。
松茸そっくりの新品種
見た目は松茸そっくりですが、シイタケの仲間の「松きのこ」という新品種が今注目されています。松きのこは、国産松茸の約40分の1の値段です。そっくりなのは見た目だけではなく、松きのこは、味も松茸にそっくりで美味しいという評判です。
広島県世羅町で栽培されている松きのこですが、松茸を研究中に偶然そっくりのきのこが誕生したと言われています。味が良く、値段もお手頃なので、予約3ヵ月待ちとも言われています。
Sponsored Links