自家製味噌の材料は、大豆と米こうじと塩の3つだけ。意外と簡単にできます。自分で作ることは、すべて目に見える材料で作るので、そんなところが安心できるポイントです。今回の記事では、自家製味噌の作り方を紹介します。
自家製味噌の作り方
基本の米味噌の材料
大豆・・・300g
米こうじ・・・300g
塩・・・150g
米味噌の基本となる材料は、大豆と米こうじと塩の3つだけです。とてもシンプルです。
分量は、大豆1:米こうじ1:塩0.5がベストな比率です。
出来上がりを早くしたい場合は、米こうじの量が2倍の「倍こうじ」にすると良いでしょう。
倍こうじの割合は、大豆1:米こうじ2:塩0.5です。
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①大豆を水洗いする
まずは、乾燥大豆を水でよく洗います。
②大豆を水に浸す
それから大豆をたっぷりの水に半日以上(12~24時間)水に浸します。
③大豆を圧力鍋で加熱する
半日以上水に浸すと、丸い乾燥大豆が楕円形に変わります。この時が蒸し時です。
大豆を加熱するやり方は、茹でると蒸すの2種類あり、どちらの方法で加熱しても良いですが、個人的には蒸すやり方をお勧めします。
蒸す方が良いのは、大豆の中に栄養素や旨味がギュッと残るので、味噌に仕込んだ後も、旨味が強い味噌になる気がします。
圧力鍋を利用すると加熱時間が短くて済むので便利です。
圧力鍋で蒸す時のポイントは、鍋の底には空炊きにならないようにたっぷりの水を入れて台を置きます。その上に上げ底をし、熱に強いステンレス製のざるを置きます。
圧力鍋は、圧力調整弁から蒸気が出てから20分間蒸します。
④塩切りこうじを作る
大豆を蒸している間に塩切りこうじを作っていきます。
米こうじと塩をもむようによく混ぜておきます。
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⑤圧力鍋の火を止める
圧力鍋の火を止めてから20分間放置します。完全に減圧してから蓋を開けます。
大豆が簡単につぶれるくらいの軟らかさになったらOKです。
⑥大豆をつぶす
蒸し上がった大豆をポリ袋に入れて、手のひらで体重をかけるように大豆をつぶしていきます。
まだ大豆が熱いので、手袋などを着用して、やけどに気をつけましょう。
滑らかな味噌が好きな人は、できるだけ粒が残らないように。ツブツブした食感が好きな人は、徹底的につぶさなくても大丈夫です。
⑦つぶした大豆と塩切りこうじを混ぜる
大豆が人肌(36~38℃)に冷めたら、塩切りこうじと混ぜます。
つぶした大豆のかたまりに、揉み込んだ米こうじと塩をまんべなく混ぜて、味噌だねの完成です。
⑧味噌だねを容器に入れる
容器はカビ防止のため、ホワイトリカーなど度数の高いアルコールで容器の内部を拭いて消毒を念入りに行います。
味噌だねをおにぎりくらいの大きさに手に取って、握って中の空気を抜いていきます。
空気が入るとカビの原因になるので、特に容器の隅は隙間を作らないように、味噌だねを押しながら詰めていきます。
味噌だねの上の部分の表面をラップで覆い空気を遮断し、重しを載せて、半年間熟成して完成です。倍こうじの場合は3ヵ月ほど熟成して完成です。
倍こうじで早く作る
ジッパー付きの保存袋を使って自家製味噌を仕込むと少量でも作れるので簡単にできます。
こうじの量を2倍にした「倍こうじ」で作ると発酵が早く出来上がります。ジッパー付きの保存袋1袋分でしたら約1カ月で出来上がります。
通常の米味噌の比率は、大豆1:米こうじ1:塩0.5ですが、倍こうじの場合は、大豆1:米こうじ2:塩0.5になります。
こうじは、だいたい何処のスーパーでも手軽の購入できるので、自家製味噌を作る気になれば、誰でも簡単にできます。
自家製味噌は、材料を自分で自由に選べることが魅力です。たとえば、基本のこうじは米こうじで作りますが、麦こうじで作れば麦味噌ができます。
こうじだけではなく、豆を大豆や黒豆、金時豆に替えて、味噌を作ることもできます。
いろいろな種類の自家製味噌を作っておいて、その日の気分で料理に使う味噌を替えてみると、毎日の料理が楽しくなります。
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