鮭の塩焼きやサーモンの刺身など、日本人の食卓ではお馴染みの料理ですが、鮭とサーモンの違いをご存知でしょうか?
鮭は国産、サーモンは輸入と、ぼんやりとイメージしているかもしれませんが、この2つにははっきりとした違いがあります。
鮭とサーモンの違いは?
鮭とサーモンは、もともとサケ目サケ科に属している同じ種類の魚です。
その中で川で生まれ、その後に海まで泳いで生活をする天然のものが鮭と呼ばれます。
一方、川や海で養殖されたものがサーモンと呼ばれます。
サーモンのほとんどが海外で養殖されています。
ただし、交雑種など違いが曖昧な場合もあります。
天然の鮭は、自然の川や海で泳ぐことから、生のまま食べることは危険なので、加熱調理して食べます。
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そして、養殖で栄養をしっかりとらせて、生でも美味しく食べられるのがサーモンです。
このように生物学的に同じ種類の魚を、天然ものか養殖ものかで分けているのです。
最も重要な違いは、「鮭は生で食べられない」「サーモンは生で食べられる」ということです。
鮭とサーモンの味の特徴
同じ種類の魚でも鮭とサーモンの味には違いがあります。
鮭はしっかりとした身の旨味が強く、サーモンは脂の旨味が濃いという特徴があります。
鮭は身がつまっているので食感が良く、ご飯がほしくなる。
サーモンは脂がのっているので、しっとりとした味わいで、刺身でも美味しい。
サーモンは、海外輸入の養殖が多いですが、日本でも国産サーモンは長野県などで養殖されています。
旬な時期のサーモンは特に脂がのって美味しい。
鮭とサーモンに含まれるアスタキサンチンという赤い成分は、抗酸化作用があるので栄養学的にも優れた食材と言えます。
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白いサーモン「シナノユキマス」
シナノユキマスは、ポーランド原産のサーモンの仲間の魚です。
生物学的にもサケ目サケ科に分類されています。
他のサーモンとは生態が異なり、シナノユキマスは銀色で雪のような白い身がことが特徴の淡水魚です。
白身魚特有の淡白な味わいの奥に、サーモンの風味が隠れている不思議な味わい。
鮭の缶詰を使った簡単レシピ
鮭缶に使われている魚はカラフトマスで、この魚も鮭の仲間です。
缶詰に使われる鮭は、7種類くらいあります。
鮭缶はいろいろな料理に使えて、とても便利な食品ですが、最も手軽にできるのが和え物です。
鮭と大根おろしの和え物(2人分)
<材料>
鮭缶・・・1缶
大根・・・長さ10cmほど
ねぎ・・・適量
海苔・・・適量
<合わせ調味料>
だし・・・大さじ4杯
醤油・・・大さじ1杯
みりん・・・大さじ1杯
まずは、鮭缶の身と大根おろしをボウルの中に入れて和えます。
この時に鮭の身をほぐし過ぎないように、ざっくりと和えるのがポイントです。
後は、和えた鮭の身と大根おろしをお皿に盛りつけて、その上から合わせ調味料、ねぎ、海苔をかけて完成です。
作り方は、材料を和えるだけなので、とても簡単です。
少ない手順でさっぱりとヘルシーな一品が出来上がります。
鮭缶を使った和え物の他にも、鮭の身を味噌汁に入れたりお茶漬けに入れたり、いつもの料理に加えるだけで簡単に鮭缶料理が楽しめます。
鮭缶味噌汁は、好みの具材を入れた味噌汁をいつもよりも少し薄味に作って、そこに鮭缶を汁ごと加えると美味しいいただけます。
鮭缶茶漬けは、出汁をご飯に注いで、鮭缶を汁ごと入れるだけでOKです。お好みで刻み海苔とワサビを添えてください。
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