今回の記事では、意外と知られていない胡椒の使い方について紹介します。
黒胡椒と白胡椒の使い分けや、胡椒を使ったベトナムの万能たれ「ムイ ティウ チャン」の作り方、さらには胡椒のホール(粒)の使い方など、胡椒を使った簡単レシピを紹介します。
黒胡椒と白胡椒の使い分け
黒胡椒は、様々な料理に使える汎用性に優れた調味料で、その特徴はワイルドな香りです。
黒胡椒の強い香りは、香り成分を多く含む皮の部分をつけたまま実を乾燥させるからです。
黒胡椒のワイルドな香りを活かして、濃厚な肉料理に使われることが多いです。
白胡椒は、実の皮を取り除いてから乾燥させたものなので、色が白っぽく穏やかな香りが特徴です。
このような特徴を活かして、白胡椒は、淡白な魚料理によく使われます。
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また、白っぽい料理に白胡椒を使うことが多い。
たとえば、生クリームや牛乳などを使ったクリームシチューやジャガイモのポタージュなどに白胡椒を使うと料理の色を邪魔する心配がありません。
一般的には、濃厚な料理に香りの強い黒胡椒を使い、淡白で上品な料理に穏やかな香りの白胡椒を使いますが、必ずしもこの使い分けをしないといけないというわけではありません。
白胡椒よりも黒胡椒の方が香りが強いということを覚えておいて、あとは自分の好みで使い分けると良いでしょう。
ベトナムの万能たれ「ムイ ティウ チャン」の作り方
胡椒は、高さ5mから9mになる蔓性の植物です。主に熱帯地域で育ちます。
栽培は3年ほどで実をつけ、この後15年から20年ほどで収穫ができるようになります。
胡椒の生産量トップクラスなのがベトナムです。
ベトナムの万能たれ「ムイ ティウ チャン」は、「ムイ」が塩、「ティウ」が胡椒、「チャン」はライムのような柑橘類という意味です。
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<材料>
胡椒(粗びき)・・・小さじ1杯
塩・・・小さじ1杯
ライム・・・適量
「ムイ ティウ チャン」の作り方は、粗挽きの黒胡椒と塩を1:1の割合で混ぜたものに、ライムを適量で絞って加えるだけで完成です。
ベトナムでは、このタレを茹でた鶏肉につけて食べるのが一般的な使い方です。
その他にもフライドポテトにつけて食べることもあります。
「ムイ ティウ チャン」の材料は、胡椒と塩というどこの家庭でもある身近な調味料で作れる手軽さが良い。
ライムがない場合は、レモンやカボス、スダチなど他の柑橘類を使っても美味しくいただけます。
「ムイ ティウ チャン」は、柑橘類の爽やかな酸味と胡椒の辛味でメリハリの効いた味なので、シンプルな料理の味付けにおすすめです。
たとえば、豆腐にかけて食べたり、蒸した白身魚にかけて食べたり、淡白な味の料理に相性ピッタリです。
胡椒のホール(粒)の使い方
胡椒のホールとは、粉末にしたものではなく粒のままの状態のものを言います。
通常のひいてある粉末状の胡椒の使い方は、多くの方は知っていると思いますが、胡椒のホールの使い方は意外と知られていない。
胡椒のホールは、煮込み料理に使うのが最適です。
胡椒の粒の中には香りが詰まっているので、料理にじっくりと香りや辛味をつけていく煮込み料理に使うのが良いのです。
胡椒のホールを料理に使う時のポイントは、煮込み料理に入れる前に、ビンの底などの硬いもので胡椒のホールを少し潰しておくと、より香りや辛味がでやすくなります。
胡椒を使った簡単レシピ
卵かけご飯に胡椒を加える
いつもの卵かけご飯に、粗挽きの黒胡椒をひとつまみ振りかけるだけで、後味がピリッとアクセントの効いた一品になります。
ココアに胡椒を加える
ココアに胡椒をかけてると、ココアの甘さの後に胡椒の辛さが効いてくる大人の味です。
ココアに使うのは、粗挽きの黒胡椒をかけるのがおすすめですが、アクセントとして少量ふりかけるだけなので、使う量は控えめにしておくと良いでしょう。
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