打ちたての蕎麦もいいですが、今回の記事では乾麺蕎麦についてです。
安くて手軽、保存もきく市販の乾麺が、茹で方を工夫することでさらに美味しくなります。
乾麺蕎麦の美味しい食べ方について紹介します。
時間通り茹でても芯が残る・・・茹ですぎてフニャフニャになる・・・こんな失敗を避けるためにも
乾麺蕎麦の茹で方のコツ
乾麺蕎麦の美味しい食べ方のコツは、茹で方に注意することです。
ここでは、市販の乾麺蕎麦をワンラックUPさせるための茹で方を紹介します。
たっぷりのお湯で茹でる
美味しく乾麺蕎麦を茹でるためには、大きい鍋(直径30cmほど)を使うのポイントです。
大量のお湯で茹でると、麺を入れた時に温度が下がらない。
小さな片手鍋などで少ない量のお湯で茹でると、麺を入れた時にお湯の温度が下がり、最適な茹で時間が分からなくなってしまう。
そのため時間通り茹でても麺の内部まで熱が通らず、芯が残ってしまいます。
大きい鍋を持っていない場合は、麺を入れる量を少なくすれば大丈夫です。
一気に大量の麺を茹でようとはせずに、小さい鍋の場合は、蕎麦1人前(100g)までであればOKです。
茹でる前に乾麺を水に浸す
実は、蕎麦の香りは熱に弱く、茹でるとどんどん飛んでしまう。
蕎麦の香りの元となっているのはヘキサナールという成分です。
乾麺をお湯で茹でる前に茹で時間の半分を水に浸すと、お湯で茹でる時間は残りの半分で済むので、香り成分のがヘキサナール多く残ります。
茹でる前に乾麺を水に浸すと、蕎麦が水分を吸収します。
水に浸した蕎麦をお湯で茹でると、乾麺をそのまま茹でるよりも熱が伝わりやすく、半分の時間でも十分に茹で上がり、美味しい蕎麦に仕上がります。
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サラダ油を加えて喉越しアップ
市販の乾麺蕎麦を茹でる時に、サラダ油を加えると、喉越しの良いツルッとした食感の麺になります。
加えるサラダ油の量は、1ℓのお湯に対して大さじ1杯程度のサラダ油でOKです。
この裏ワザは、乾麺だけでなく、生麺や茹で麺でも喉越しアップさせることができます。
麺が乾いてくると、小麦粉や片栗粉は、表面がベタベタとしてノリのようになります。
サラダ油を加えることで、麺の表面を油がコーティングしてツルッとした食感になるのです。
また、この食べ方は、麺がサラダ油でコーディングされているので、麺同士がくっつきにくく食べやすい。
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氷水でしめるとコシがある麺に変わる
乾麺蕎麦が茹で上がったら、流水でしっかり洗ってぬめりを取ります。
その後に氷を入れた冷たい水で麺をしめると、コシのある美味しい蕎麦になります。
ちょっとした一手間で、市販の乾麺蕎麦がモチモチとした食感に変わるのです。
市販の蕎麦の選び方
スーパーで売っている蕎麦の種類はいろいろあるので、どれを買ったらいいのか悩むこともあると思います。
市販の蕎麦の種類は、乾麺の他にも生麺、茹で麺、冷凍麺などがあります。
蕎麦本来の風味を味わうためには、その商品に含まれる蕎麦粉の割合を確認することが大切です。
蕎麦粉の割合は、パッケージの裏側にある原材料名を見ると分かります。
原材料の明記は、量が多い順番に明記することが決まっているので、原材料名が「蕎麦粉、小麦粉、食塩」の順番で明記されている場合は、小麦粉よりも蕎麦粉の方が多いため、蕎麦本来の風味が楽しめます。
一方、原材料名が「小麦粉、蕎麦粉、食塩」の順番で明記されている場合は、蕎麦粉よりも小麦粉の方が少ないため、蕎麦本来の風味は控えめですが、ツルッとした喉越しが楽しめます。
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