ニラの保存方法(冷蔵庫・冷凍庫)シャキシャキ食感にする炒め方を紹介!

ニラは3~5月が旬の時期です。春になるとどんどん育ち、1カブで3回ほど収穫できます。なかでも1番目に収穫するニラは葉がやわらかくて美味しいと言われています。

春のニラは甘味たっぷりで、餃子や炒め物にぴったりの食材です。そんな美味しさに加えてニラには意外な美容・健康パワーを秘めた野菜です。

ニラは、上の葉の部分はホウレンソウ、下の軸の部分はニンニク、2つの効果を秘めた一石二鳥の野菜です。ニラの葉の部分にはホウレンソウのようなビタミンが豊富に含まれ、ニラの軸の部分にはニンニクと同じ元気のもとがいっぱい詰まっています。

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ニラの保存方法

冷蔵庫で保存

スーパーで購入したニラを、必要な分だけ使って、残りのニラを冷蔵庫で保存すると、数日後にビチャビチャに湿ってしまうことがあります。

ニラのこんな事態を防ぐためには、保存方法に工夫が必要です。

スーパーで購入したニラは、残ったニラをビニール袋に入れて輪ゴムで止めて密閉した状態で冷蔵庫で保存します。

ニラは収穫後も呼吸をし、酸素を吸って二酸化炭素を出しています。ニラをビニール袋の中に密閉することで、袋の中の酸素濃度が下がり、二酸化炭素濃度が高くなります。この状態になるとニラの呼吸が抑制されて、ニラの細胞の老化のスピードが抑えられます。つまり、傷みにくくなります。

通常はニラを購入後に冷蔵庫で保存すると1週間ほどでビチャビチャに湿ってしまいますが、輪ゴムでビニール袋を密閉すると10日後でも鮮度を保つことができます。

ニラ-保存方法-冷蔵庫-冷凍庫-シャキシャキ-炒め方-画像

冷凍庫で保存

もっと長期間、ニラを保存したい場合は、冷凍庫で保存する方法もあります。

4cmほどにカットしたニラをジッパー付きの袋に入れて冷凍保存すると、ニラを取り出していつでも手軽に使えます。

この方法は、ニラの特売の日に買いだめしたい時に有効です。

冷凍したニラは、解凍するとどうしてもベチャベチャになってしまうので、炒め物よりも汁物などに使うと良いでしょう。その場合は、ニラを解凍せずに、凍ったままの状態で料理に使い、料理で加熱しながら解凍していくと良いでしょう。

それでも、ニラは新鮮なうちに料理して食べる方法が最も美味しくいただけるので、購入後は早めに食べるのが一番良いです。

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ニラの下の白い部分を切り捨ててはいけない

ニラの緑の葉の部分は、ビタミン類(ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテンなど)と、ミネラル類(カルシウム、マグネシウム、カリウムなど)が豊富に含まれており、これはホウレンソウと同じような栄養素になっています。

そして、ニラの白っぽくなった軸の部分には、ニラ独特の香りのもとなるアリシンという成分が含まれています。この成分はニンニクにも含まれている元気のもとなる成分です。

ニラの下の方の軸の部分を、切って捨ててしまうのはもったいない。この部分にこそ体を元気にするアリシンが含まれているので、白っぽい軸の部分も丸ごと食べるようにしましょう。

ニラはアミノ酸と相性ぴったり

ニラをカットすると、切り口からアリシンという刺激物質が出てきます。このアリシンにアミノ酸を組み合わせると旨味成分に変わります。アミノ酸は肉類や醤油に含まれているので、ニラと肉類の炒め物に、醤油で味付けすると、旨味たっぷりに仕上がります。

ニラの独特のニオイのもととなる刺激物質のアリシンは、アミノ酸と組み合わされることで旨味成分に変わり、アリシン独特のニオイなどの刺激が和らぎます。

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ニラの口臭対策

ニラを食べたら、生のリンゴを食べることで、ニラ独特のニオイを抑えることができます。

リンゴに含まれるポリフェノールには消臭作用があるので、リンゴを食べることで体内から消臭する作用が期待できます。

ポリフェノールは加熱すると減ってしまうので、食べるリンゴは生のものがおすすめです。

リンゴに含まれるポリフェノールがニラのニオイ成分と結合すると腸で吸収されにくくなり、そのまま便として排出されます。

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ニラをシャキシャキ食感にする炒め方

家庭でニラの炒め物を作ると、どうしても火力が弱いために短時間で炒められず、ベチャベチャ食感になってしまうことが多い。そんなお悩みを解決するためのコツを紹介します。

ポイント①
ニラを傷める前に少量の小麦粉をまぶす。

切ったニラに少量(2摘まみほど)の小麦粉をまぶすと、ニラから出る水気を抑えられるのでシャキシャキ食感に仕上がります。

ポイント②
フライパンに蓋をして短時間で蒸し炒める。

フライパンにごま油を入れて強火で熱したところに、切ったニラを入れます。フライパンに蓋をしてニラに含まる水分だけで15秒ほどフライパンを揺すりながら蒸し炒めていきます。

ニラは生でも食べられる野菜なので、炒める時間は短くてもOKです。蒸し炒めた後は蓋を取り、塩、コショウ、醤油、などでお好みで味付けして完成です。

このニラの炒め方は、ニラレバやニラ玉などにも応用がききます。先にレバーや肉類、卵などを炒めておいて、その後に小麦粉を軽くまぶしたニラを入れて、フライパンに蓋をしてから蒸し焼きにすると、ニラがシャキシャキ食感のニラレバやニラ玉になります。

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