中華料理に欠かせない食材の「キクラゲ」。お店ではよく食べるけど、家ではあまり食べないという人は少なくありません。しかし、キクラゲはとても栄養豊富な食材で、食物繊維はゴボウの3倍多く、ビタミンDもたっぷり含まれています。家で食べないなんてもったいない。
プリプリ食感UP!キクラゲを美味しくする戻し方
日本で購入できるキクラゲは乾物キクラゲが主流で、約95%が中国産です。ほとんどが乾燥したキクラゲなので、美味しく食べるためには戻し方がポイントです。
キクラゲの美味しくする戻し方は、冷水に5~6時間浸けて戻します。ぬるま湯や熱湯に浸けるやり方もありますが、戻しにムラができるので、美味しく食べるためには焦らず戻すことがポイントです。
キクラゲの戻し方は、ぬるま湯に30分ほど浸けて戻す方法が一般的ですが、冷水でじっくり時間をかけて戻すとプリプリ食感の美味しいキクラゲになります。
キクラゲを高い温度で一気に戻すと、内部の組織が均一の戻らず、ムラができるので食感が悪くなってしまいます。さらに組織の一部が壊れると内部から栄養が流れ出してしまいます。
しかし、低い温度で時間をかけてキクラゲをゆっくり戻せば、内部の組織を壊すことなく均一に戻すことができ、プリプリの食感と豊富な栄養が保たれます。
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キクラゲの早い戻し方
キクラゲを美味しく戻したいけど、5時間も待てないという方のために、短時間でも美味しく戻せる方法を紹介します。
約40℃のお湯に砂糖ひとつまみと、炭酸水を加えて、その中にキクラゲを30分ほど入れて戻します。お湯1ℓに対して砂糖5gと炭酸水250mlの割合です。炭酸水の量はお湯の4分の1が目安です。
お湯だけだとキクラゲの水分よりも濃度が薄いため、内部の栄養が流れ出してしまいますが、砂糖入れたお湯は濃度が近づくため栄養が流れ出しにくくなります。
炭酸水を加えると泡がキクラゲの表現にぶつかり、その振動によって内部の組織が開きやすくなります。そのため、短時間でも水がキクラゲに染み込み、プリプリの食感になります。
戻したキクラゲの保存方法
戻したキクラゲをジッパー付きの保存袋に入れます。この時、キクラゲに水気を含ませるために水を少し一緒に入れることがポイントです。
キクラゲの水気を保つことでプリプリ食感を損なうことなく保存できます。保存袋に入れたキクラゲは冷蔵庫で4、5日は日持ちます。
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白キクラゲのトレハロース
トレハロースは、化粧水や乳液に使われる保湿効果をもたらす成分です。白キクラゲには良質なトレハロースが豊富に含まれていると言われています。
もちろんトレハロースは肌の表面から塗ることも良いのですが、食べることによってもトレハロースが腸内に入り、分解されて、その一部が健康に肌を保つ働きをします。そのため、トレハロースを含む白キクラゲを食べることも美容に良いと言われています。
トレハロースは特殊なタンパク質と結合した状態で存在し、一緒に摂取することでその効果を発揮します。ところがタンパク質は熱に弱く、加熱すると分離してしまいます。調理する際には、できれば糖分を加えると糖がトレハロースと結合して分離しにくくなります。
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