お肌の表面はテカテカにオイリー肌なのに、皮膚の内部はカラカラに乾燥している・・・
このような状態を「インナードライ肌」と言い、日本人女性が陥りやすい肌トラブルの1つです。
インナードライ肌の状態が続くと、毛穴が開きやすい、吹き出物やクスミ、シミなど、様々な症状を伴う場合があるので要注意です。
今回の記事では、インナードライ肌が起こる原因と対処法としてのスキンケアについて紹介していきます。
インナードライ肌とは
インナードライ肌とは、お肌の表面はテカテカしたオイリー肌(脂性肌)なのに、皮膚の内側はカラカラに乾燥している状態のことを言います。
インナードライ肌になると、次のような肌トラブルを起こしやすい。
●大人ニキビ
●毛穴の黒ずみ
●毛穴の開き
●皮膚のごわつけ
●クスミ
●シミ
●メイクのりが悪い
インナードライ肌は、日本人女性の約8割が経験していると言われています。
湿度の高い日本の気候でインナードライ肌になりやすいとも言われています。
インナードライ肌の原因
インナードライ肌の原因は、お肌のバリア機能の低下やターンオーバーの乱れなどが考えられています。
季節の変わり目は、これらの働きが不安定になるため、インナードライ肌にならないように気を付ける必要があります。
健康なお肌は、水分量と皮脂量のバランスが整っている状態です。
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インナードライ肌になると、皮膚の表面の水分を保つことができないため、それを補おうとして内部から皮脂が表面に移動していきます。
その結果、皮膚の表面はベタベタしたオイリー肌になり、皮膚の内部はスカスカの乾燥状態になってしまうのです。
お肌の表面がベタベタするからといって、皮脂を取ろうとしてゴシゴシ洗顔してしまうと、さらに皮膚の内部から皮脂が奪われて悪化する恐れがあります。
女性の場合は、妊娠、出産、更年期などホルモンバランスが崩れてくる時期があります。
このようなホルモンバランスが崩れることが原因でインナードライ肌になるケースがあります。
また、生理前後にもホルモンバランスが崩れやすいので肌トラブルを起こしやすいので注意が必要です。
この時期に新しい化粧品に換えることは避けた方が良いでしょう。
40歳代以降になると、お肌のバリア機能や新しい細胞を作る機能などが低下していくので、洗顔する時は、洗い過ぎや落とし過ぎに注意してください。
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生活習慣の乱れや精神的ストレスから自律神経のバランスが乱れることが原因で肌トラブルが起こることがあります。
素肌で紫外線を浴びてしまうことで乾燥肌が悪化し、やがてインナードライ肌になってしまうことがあります。
紫外線を浴びることによって、お肌に活性酸素が発生します。
そのためお肌が酸化するとバリア機能が低下し、その結果、インナードライ肌になる恐れがあります。
お肌に合わないスキンケアが原因でインナードライ肌を引き起こす場合があります。
スキンケアの方法は、肌年齢や肌質などによって加齢とともに変わっていきます。
また、たくさんの種類の化粧品を過剰に組み合わせることは、お肌の健康のために良いとは言えません。
自分の肌に合った種類の化粧品でシンプルケアをするようにしましょう。
インナードライ肌のスキンケア
インナードライ肌のスキンケアは、まずは洗顔とクレンジングをやさしく、静かに皮脂を浮かせてキレイにすることが大切です。
オイリー肌だからとって、強くゴシゴシ洗ってはいけません。また、使用するものはお肌にやさしいクレンジングを選ぶようにしましょう。
保湿は、お肌の内部まで浸透率が高い化粧水を使って、内部からしっかりケアするようにしましょう。
肌トラブルが起こる原因の約8割は、紫外線によるものです。
インナードライ肌の対策も紫外線からお肌を守ることが大切です。
インナードライ肌の状態は、皮膚のバリア機能が低下しているため、紫外線による刺激が皮膚の深部まで影響してしまう恐れがあります。
インナードライ肌を悪化させないためにも、日頃からUVケアと保湿を心掛けましょう。
インナードライ肌の対策には、必要な栄養をしっかり補給して、体の内側からケアすることも大切です。
まずは小まめに水分補給をすることが重要です。水分不足はお肌のためによくありません。
また、健康なお肌のためには、ビタミンAやビタミンB群、セラミドなどが必要です。これらの成分は、化粧品に含まれていることも多い。
セラミドは、肌の角質層にある1つ1つの細胞を繋ぎとめている成分で、お肌のバリア機能を保つために重要な役割を担っています。
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