味噌や醤油、お酢などの調味料は頻繁に使いますが、冷蔵庫の中にあまり使わない調味料がいくつか眠っているものです。
使い方がいまいち分からない「バルサミコ酢」。
クセが強くてあまり使っていない「ナンプラー」。
いつもちょっとしか使わない「豆板醤」。
その他にも「オイスターソース」も残っていることがあると思います。
購入したはいいけど、いつも使い切れずに冷蔵庫の隅に放置・・・
そんな、ごぶさた調味料の使い方について紹介します。
鍋料理に使える意外な調味料
オイスターソースと豆板醤は、鍋料理に使うと、簡単にアレンジができます。
作り方はとても簡単なので、是非お試しあれ。
オイスターソース鍋
オイスターソースは、牡蠣の旨味たっぷりでコクのある味わいは中国料理の要です。
しかし、なんでもオイスター味に染めてしまうのが困るところ。
オイスターソースを鍋料理に使うとコクがあってうま味たっぷりに仕上がります。
オイスターソース大さじ5杯(4人分)と、水1000ml、塩適量を鍋に入れたら、スープは完成です。
あとはお好みの具材を入れて食べ頃まで煮るだけで、コクうまのオイスーター鍋が出来あがります。
特にシイタケなどのキノコ類を入れると、より美味しくなります。
オイスターソースの旨味成分グルタミン酸やイノシン酸などに、キノコのグアニル酸が加わると、相乗効果でさらに旨味が増します。
豆板醤鍋
豆板醤は、ピリッとした辛味とコクで麻婆豆腐を本格的な味に仕上げてくれるのですが、いつも使う量はちょっとだけ。
豆板醤を鍋料理に使うとピリ辛マイルドな火鍋が出来上がります。
4人分の材料は、豆板醤ビン1つ(大さじ5杯)、水1000ml、顆粒チキンスープの素大さじ1杯を鍋に入れたら、スープは完成です。
豆板醤は、唐辛子とそら豆で作った味噌なので、薄めて辛味を弱めれば旨味がグッと引き立ちます。
あとは、お好みの具材を入れて食べ頃まで煮れば完成です。
豆板醤の辛さが苦手という場合は、鍋にとろけるチーズを加えるとマイルドな味わいになります。
唐辛子に含まれるカプサイシンは刺激が強いので、それをチーズが包み込み和らげてくれます。
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ナンプラーの味噌汁
ナンプラーは魚を発酵させて作る魚しょうで、強い旨味と独特な香りが特徴です。
味噌汁にナンプラーを使うと旨味たっぷりで美味しく仕上がります。
そもそも味噌汁は、いりこだしやイワシの煮干しを炊いて出汁をとります。
ナンプラーの味噌汁は、それに近い味わいになります。
ナンプラーは沸騰させることで、クセやニオイを和らげることができます。
ナンプラーはひと煮立ちさせると、独特のニオイが飛び、うま味だけが残ります。
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<4人分の材料>
水・・・800ml
ナンプラー(沸騰させたもの)・・・小さじ2杯
顆粒だし・・・小さじ5杯
味噌・・・小さじ2杯
これらの材料を小鍋に入れて混ぜるだけです。
あとは、お好みの具材を入れて煮れば完成です。
バルサミコ酢のサバ味噌煮
バルサミコ酢は、煮詰めたブドウ果汁を熟成させたもので、フルーティな強い香りが特徴です。
まずは、サバのくさみを取るため熱湯にくぐらせます。
1(味噌):2.5(バルサミコ酢)の割合で合わせます。
甘味の強いバルサミコ酢を使うため、普通はサバの味噌煮に使う砂糖やみりんは不要です。
さらには、強いブドウの香りがくさみを隠してくれるため、生姜も不要です。
サバが沸騰してから味噌とバルサミコ酢の合わせ調味料を入れます。
あとは落とし蓋をして中火で約15分煮れば完成です。
煮詰めるとバルサミコ酢の酸味はほとんど残らず、マイルドな味わいに仕上がります。
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