様々な料理と相性が良い「二杯酢」。二杯酢は酢と醤油を混ぜ合わせるだけでできる簡単調味料です。
いつもの料理の味付けに二杯酢を使うだけで、料理が格段に美味しくなります。
お酢には様々な種類がありますが、よく知られているのが穀物酢と米酢です。ところが穀物酢と米酢の違いを知っている方はそれほど多くはありません。
穀物酢と米酢、それぞれの味と香りの特徴を活かして使い分けることが大切です。
二杯酢とは
二杯酢とは、酢と醤油を1:1の割合で混ぜ合わせたもののことを言います。
二杯酢を使うと、醤油だけで食べるよりも奥深い味わいになります。いつも食べている卵かけご飯の味付けに二杯酢を使っただけでも、絶品の味わいにかわります。
酢のサッパリした酸味と醤油の旨味のバランスがとても良い味付けになります。
酢を加熱すると酸味がまろやかになる
二杯酢を作る前に、一度酢を加熱するとまろやかな味わいにかわります。酢をひと煮立ちすれば良いのですが、大さじ2杯ほどの酢であれば、600Wの電子レンジで20秒ほど加熱するだけでOKです。加熱する時にはラップはかけないほうがまろやかになります。電子レンジから酢を出して冷ましてから使いましょう。
卵かけご飯の他にも、二杯酢を冷奴にかけたり、焼き魚にかけたり、冷やしうどんにかけても、美味しくいただけます。
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二杯酢のアレンジレシピ
二杯酢は様々な調味料や食材と組み合わせることで味覚の幅が大きく広がります。
キュウリやタコなどを二杯酢で和えて、さらにごま油を適量かけると、中華風ドレッシングのような味にかわり美味しくいただけます。
二杯酢にみりんを加えると「三杯酢」になり、ちょっと甘味を感じる味わいになります。
二杯酢に練りごまを加えると「利久酢」になり、字は違いますが、千利休が好きだったことに由来しているそうです。料理界では「休み」という字を使うと縁起が悪いということで験担ぎで「久」を使っているようです。
二杯酢にキュウリを摩り下ろして加えると「緑酢」になり、冷しゃぶなどにかけると美味しくいただけます。
その他にも、二杯酢には、玉ねぎやセロリなどの野菜を混ぜると相性が良い。
穀物酢と米酢の違い
酢はアルコールに酢酸菌を混ぜて発酵させて作ります。穀物酢と米酢の違いは、使われている原料の違いです。
穀物酢は、原料に小麦や米、コーンなどをバランスよくブレンドし、醸造した日本で最もポピュラーな醸造酢です。さっぱりとしたさわやかな味が、いろいろな料理によく合います。
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一方、米酢は米だけを原料として作られています。酢の色は原料の米の割合が増えれば増えるほど濃くなります。
穀物酢と米酢の大きな違いは香りです。穀物酢はツンとした酢独特の香りがありますが、米酢はその香りがやわらかいのが特徴です。
穀物酢は酢の酸味を感じやすいので、酢豚など味が濃い料理と相性が良い。中華料理に使うと良いでしょう。脂っこい料理をさっぱりとした後味で食べたい時は穀物酢がぴったりです。
米酢はやわらかく甘い香りがするので、酢の和え物や酢漬けなどの和食全般に相性が良い。米酢を使ったお寿司など、米の甘みを引き出したい時に、米酢で作るとより美味しくいただけます。
その他にも、お酢の種類は、黒酢やリンゴ酢などがあります。リンゴ酢はリンゴが原料になっていることは分かりますが、黒酢が玄米を原料にして作られていることはあまり知られていません。黒酢はコクのある味わいが特徴で、あんかけ焼きそばなどの味付けに使うと風味が良くなります。
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