寒い時期は鍋料理が美味しい季節です。メインは鍋でも、その後のしめ料理も楽しみたい。
魚介ベースの寄せ鍋は、実はパエリアを作るために最適なスープです。残った汁を使って、パエリアに美味しくリメイクしてみてはいかがでしょうか。
今回の記事では、寄せ鍋の残りをリメイクする方法や、残り汁の増やし方などを紹介します。
寄せ鍋の残り汁で作る「しめ」のパエリアの作り方
寄せ鍋の残り汁で作るスペイン料理のパエリア。残り鍋の「しめ」料理がなんとパエリアです。
パエリアといえば、魚介などでスープを作って、お米を炊いたり、具材もたくさん使って大変なイメージですが、魚介や野菜の出汁が効いた鍋の残り汁を利用すれば簡単にできます。
鍋料理の残り汁とはいえ、鍋の中には魚介や野菜の旨味がギュッと詰まっているので、これを使わないてはないのです。寄せ鍋の汁は、魚介の旨味がたっぷりなのでパエリアに使う魚介スープの代わりになります。
パエリアの作り方
生米を30分ほど水に浸しておきます。寄せ鍋を食べ始まる頃から生米を水に浸して準備しておくと良いでしょう。生米を水に浸しておくと、たくさんの水分を吸収するため、短時間でパエリアらしい食感に仕上がります。
●材料(4人分)
寄せ鍋の残り汁400ml
米1合
カレー粉小さじ1/8
パエリアに使う寄せ鍋の残り汁は、お米がしっかり浸るくらいがベストです。鍋の残った具はそのまま使います。鍋用に切ってしまって余った野菜や残った魚介を入れても良い。
余った具材がしめ料理で使えるので、とても経済的です。さらにプチトマトを入れて彩りを加えるのも良いでしょう。
具材の入れた後に、カレー粉を入れると、色や風味、香り付けになります。そもそも本格的なパエリアはサフランを加えて色づけや魚介のにおい消しをするのですが、家庭でサフランはなかなかないと思うので、カレー粉で代用しています。
あとは土鍋の蓋をして中火で15分ほど加熱します。土鍋を使うとメリットがあります。鍋全体で包み込むように温めるので、通常の半分ほどの時間で炊きあがるのです。
そして、最後に土鍋の蓋をとった状態で、水分が飛ぶまで中火で加熱します。水分を飛ばすことでパエリアらしいパリッとした食感に仕上がります。
Sponsored Links
鍋の残り汁が足りない時の増やし方
鍋の「しめ」料理がしたいけど汁が足りない。汁をついつい取り過ぎてしまった時の対処法を紹介します。
残り汁が少ない場合は、身近な調味料を活用すると良いのです。同じ鍋のの汁を作りなおさなくても、どこの家庭でもある身近な調味料で代用できます。
<醤油味(寄せ鍋など)>
醤油味の鍋の場合は、めんつゆを使って鍋の汁を増やしていきます。ストレートタイプのめんつゆを2倍に薄めて鍋に足してあげると、「しめ」料理に使えます。
<味噌味(石狩鍋など)>
味噌系は煮詰まりやすいため、少し水で薄めるだけでOK。
ふわふわの卵雑炊の作り方
鍋の「しめ」料理といえば、定番メニューが雑炊です。ここでは卵雑炊の卵をふわふわに仕上がる作り方を紹介します。
卵雑炊の作り方
●材料(2人分)
鍋つゆ400ml
冷やごはん0.5合
卵2個
万能ねぎ適量
Sponsored Links
冷やごはんを水で洗いぬめりを取ります。鍋の中の残り汁が沸騰したらごはんを入れます。
次に溶き卵を入れるのですが、ふわふわの卵雑炊にするためには、卵の溶き方に注意してほしい。卵の溶き方ひとつで、ふわふわで美味しい鍋の汁を濁らせない卵になるのです。
卵を溶く時はフォークを使います。白身の部分を切りように混ぜることがポイントです。白身をフォークで持ち上げるように溶いていくと、フォークの歯と歯の隙間から白身が流れ落ち、上手に白身を切ることができます。
初めはドロドロとしていた白身が、フォークの歯の間をさらさらと流れ落ちるようになれば、白身が細かく切れて混ざり合っている証拠です。
溶き卵ができたら、ご飯の入った鍋に流し込んでいきます。溶き卵を混ぜる時は、卵と汁が混ざらないように優しくかき混ぜていくのがポイントです。
ふわふわの卵とごはんが絡み合うようになったら、火を止めて土鍋の蓋をします。20秒ほど蒸らしたら切った万能ねぎをかけて完成です。米の粘りが出過ぎず、卵がふわふわ、汁も澄んだ状態の絶品卵雑炊の出来あがりです。
ミツカン「〆まで美味しい鍋つゆ」4種セット
Sponsored Links
おすすめの記事
主婦の仕事復帰のタイミング!家事両立で起こる予想外な出来事とは?