日本人の4割が使っていると言われている浄水器。多くの人が浄水器を愛用しているようにですが、使い方で気を付けていることといえば、フィルターを交換することくらいではないでしょうか。
一口に浄水器と言っても、今はいろいろな種類があり、備わっている機能も様々です。
浄水器の種類
最も多く使われている浄水器は、家庭の蛇口に取り付けるタイプです。蛇口取り付け型は、安いもので千円代からの商品が販売されていますが、定期的にカートリッジを交換する必要があります。
据え置き型の浄水器は、蛇口取り付け型に比べると値段は高めです。お茶やコーヒー、料理など用途別に適した水が作れるタイプも販売されています。
最近、お手軽で人気が高まっているのがポット型浄水器です。あらかじめ入れておけば、中のカートリッジが勝手に浄水をしてくれて非常に簡単に使えます。
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浄水器の機能
様々なタイプがある浄水器ですが、それぞれの詳しい機能と正しい使い方は、あまり知られていない。
そもそも浄水器は、どのような方法で浄水されるのか?それは、カートリッジと呼ばれる浄水器の心臓部とも言えるパーツで水をきれいにしています。
カートリッジは、基本的に2つの素材でできていて、1つ目は活性炭です。活性炭は浄水場でも使われていて、水道水の中から塩素臭、カルキ臭を吸着するのが活性炭の役割です。
カルキ臭やカビ臭など、水道水の嫌な臭いが気になる方は、活性炭を使った浄水器を使うと良いでしょう。
2つ目の機能は、特に水の安全性が気になる方におすすめです。2つ目は中空糸膜と言われるフィルターです。名前の通り糸状になったフィルターですが、この表面には0.1マイクロメートルほどの小さな穴が無数に空いており、鉄サビなど不純物を除去する役割があります。中空糸膜は、細かい粒子を取り除くことに適したフィルターです。
ただし、浄水器の機能をフル活用するためには、使い方にポイントがあるのです。
浄水器のタイプは大きく分けて3つあり、1つ目は臭いを吸着する活性炭を使っているタイプ。2つ目は活性炭と微粒子を取り除く中空糸膜の両方を使っているタイプ。3つ目は圧力をかけて最もクリアに浄水することが可能な逆浸透膜タイプです。
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浄水器の正しい使い方
35度以上の温水はNG
浄水器のフィルターでろ過する時は、35度以上の温水を流してはいけません。嫌な臭いを取り除いてくれる活性炭が、高温のお湯が入ると1つ1つの活性炭の穴の中に閉じ込められて吸着していた臭いを離してしまう特徴があります。
35度以上の温水を流すと、せっかく取り除いた嫌な臭いが再び離れていまうので注意が必要です。
最初の浄水は10秒ほど流す
1日の最初の浄水は10秒ほど水を流しっぱなしにしてから使うことがポイントです。
活性炭が塩素を吸着して、塩素のない水になっているので、万が一、カートリッジの中に菌がいて活性炭の中で増えてしまうこともあります。
カートリッジの中は、菌を退治してくれる塩素が抜けているため、長時間経つと溜まった水に菌が発生する可能性があります。そのため、その溜まった水を一度洗い流してから使うと安心です。
除水器を使った水は24時間以内に飲みきる
水道水に含まれる塩素の臭いは敬遠されがちですが、塩素には菌の発生を抑えるという大切な役割があります。
浄水器を使った水は、その塩素を取り除いているので、長い間放置してしまうと菌が発生してしまう可能性があります。
浄水器を使った水を加湿器への使用はおすすめできない
塩素には菌の発生を抑える働きがあるので、浄水器を使った水よりも、塩素の含まれる水道水を加湿器に使った方が良いと言えます。
長い間放置された水は菌が発生しやすいので、浄水器を使った水は加湿器への使用には適していません。
浄水ポット
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