一口に牛乳と言っても様々なものがあり、メーカーの違いもありますが、種類もいろいろです。
最も一般的なものは「成分無調整」と表示されている牛乳です。
それから、脂肪分が少ない「低脂肪牛乳」。
なかには「成分調整牛乳」というものあります。
いったい何の成分を調整しているのか?ご存知でしょうか?
さらには「加工乳」という種類のものや、「乳飲料」と表示されているものもあります。
今回の記事では、牛乳の種類と、それぞれの違いについて紹介します。
一般的な牛乳(成分無調整)に含まれる成分の割合
水分・・・87.4%
無脂乳固形分(乳糖、たんぱく質、カルシウムなど)・・・8.8%
乳脂肪分・・・3.8%
乳脂肪分が3.0%以上、無脂乳固形分が8.0%以上のものが、成分無調整の牛乳の商品として認められます。
牛乳と低脂肪牛乳の違い
低脂肪牛乳の基準は、乳脂肪分が0.5%~1.5%になるように定められています。
通常は、健康な牛から出る牛乳の乳脂肪分は3%を下回ることはありません。
ですから、乳業メーカーの工場で、生乳から乳脂肪分を取り除いて低脂肪牛乳を作っています。
生乳から脂分と脱脂乳とに分離させて、必要な脂肪分だけを抜いたものが低脂肪牛乳になります。
分離された乳脂肪分は、乳製品工場などでバターの原料として使われます。
低脂肪牛乳は、成分無調整の牛乳よりも乳脂肪分が少ないものですが、カルシウムやタンパク質などの栄養成分は通常の牛乳とほぼ同じです。
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無脂肪牛乳
無脂肪牛乳は、低脂肪牛乳よりもさらに乳脂肪分が少なく、0.5%未満しか含まれていません。
カルシウムやタンパク質などの栄養成分は8.0%以上で通常の牛乳とほぼ同じです。
成分調整牛乳
成分調整牛乳は、何の成分を調整してもいいのですが、乳脂肪分を調整していることが多く、一般的には乳脂肪分が3.0%~1.5%の間くらいのものを言います。
乳糖、たんぱく質、カルシウムなどの栄養成分は、一般的な牛乳とほぼ同じです。
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加工乳
加工乳とは、生乳あるいは水に乳製品(バターや脱脂粉乳)を加えたものです。
たとえば、通常の牛乳の中に人工的にバターなどの成分を加えて、乳脂肪分を増やして濃厚な味わいにしているものが加工乳です。
それとは逆に人工的に乳脂肪分を減らしている加工乳もあります。
その場合、低脂肪牛乳との違いは、脱脂粉乳などを水に溶かして加工してあるので、低脂肪牛乳ではなく加工乳になるのです。
加工乳に含まれる乳脂肪分は加工によって増えたり減ったりしますが、乳糖、たんぱく質、カルシウムなどの栄養成分は、一般的な牛乳とほぼ同じの8.0%です。
牛乳と乳飲料の違い
乳飲料とは、生乳や乳製品を主原料に乳製品以外を加えたものです。
通常の牛乳と乳飲料の違いは、体に必要な栄養をさらに牛乳に加えたものが乳飲料です。
鉄分やビタミン類などを加えた乳飲料もあります。
もともと牛乳にはカルシウムが多く含まれていますが、さらにカルシウムを増やして強化している乳飲料もあります。
乳脂肪分と無脂乳固形分(乳糖、たんぱく質、カルシウムなど)を足して3.0%以上になることが基準として定められています。
ダイエット中に牛乳を飲んで良いのか?
一般的な牛乳のカロリーは138カロリー、低脂肪牛乳は95カロリー、無脂肪牛乳は68カロリーです。
数字だけ見ると、やや高カロリーのように思えますが、実は牛乳に含まれる成分は、燃焼しやすくダイエット時でも安心して飲めるものなのです。
牛乳に含まれるカルシウムは非常に吸収されやすい成分で、なおかつ脂肪の蓄積を抑える働きがあります。
牛乳の脂肪を構成する脂肪酸は、燃焼しやすいため、すぐにエネルギーとして使われます。
牛乳と乳飲料の違いは?成分調整牛乳の栄養は何を調整しているの?
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