水を弾かない傘を復活させる方法や、傘を傷めてしまうNG水切りなど、今回は、傘を長持ちさせるお手入れの方法について紹介します。
傘の洗い方
傘も洋服と一緒で布製品なので、使った後は洗ってお手入れすると長持ちします。
傘の表面は撥水性の成分でコーティングされています。雨の中に混ざっている排気ガスなどの汚れが、この撥水性の成分に付いたままだと、汚れが傘の生地の中まで染み込み、撥水効果が低下してしまいます。
使用後の傘をお風呂場に持って行き、開いた傘の外側にシャワーをかけて汚れを流していきます。シャワーのお湯の温度は汚れが落ちやすい38℃ほどです。洗剤は傘の生地が変色してしまう恐れがあるので使いません。約10秒間さっと軽くかける程度で十分です。シャワーの後は水気を拭き取って風通しの良い場所で1時間半くらい陰干しします。直射日光は傘の生地が傷むのNGです。
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水を弾かない傘を復活させる方法
すでに水を弾かない傘を復活させるためには、防水スプレーをかけるなどの方法が一般的ですが、実はアイロンを傘の内側からかけることで、再び水弾きが良くなることがあります。
傘の生地は外側が撥水加工されていて、内側が防水加工されています。必ずアイロンをかけるのは傘の生地の内側のみに行います。
傘の外側の撥水加工された部分の表面には細かい産毛のようなもので覆われています。この毛が乱れることによって水を弾かなくなるのです。その部分の裏面からアイロンをかけると熱によって産毛が立ちあがって整います。すると、再び水弾きが良くなるというわけです。
アイロンは低い温度(低温または中温)に設定して、傘の生地の内側を軽く3回ほどアイロンをかける程度で十分です。あまり強くアイロンをかけ過ぎると生地が傷むので注意してください。心配な方は最初に低温で軽く試してみると良いでしょう。
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布製の傘はポリエステルでできているものが多いので軽くアイロンをかけても程度でしたら大丈夫ですが、ビニール製の傘にアイロンはかけないでください。
やってはいけない傘の水切り
傘を長持ちさせるためには、普段から丁寧に扱うことが大切です。特に気を付けてたいのが使用後の水切りです。強引な動きで水切りをすると傘が壊れてしまうので注意が必要です。
傘は回転運動に弱い
傘を開閉する動きは問題ないのですが、傘を回すような横の動きにとても弱い。
傘を小刻みに回転させて水切りをすると、大きな負荷がかかり、傘が壊れる原因になります。特に回転運動によって、傘の細いホネの接続部分が外れやすい。
石突きを地面にトントンと当てない
傘の石突きの部分を地面に当てて水切りする方法は、最もやってはいけないNG行為です。
硬いアスファルトに傘の石突きが当たると、石突きの部分に衝撃が走って割れると雨漏りの原因になります。
傘の石突きにヒビが入ると、そこから水が浸入して傘の生地を縫い合わせている部分から水が通り、傘の内側まで水漏れしてしまいます。これでは傘をさしている意味がなくなってしまう。
傘の水切りは、回転運動と地面にトントンと当てる方法はNGです。できれば傘に負担がかかりにくい開閉運動で水切りをすると良いでしょう。
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