静電気が起きやすい人の特徴は?服の静電気対策を紹介!

空気が乾燥する季節になると起こりやすいのがバチッと痛い静電気。

静電気が起きやすい人と起きにくい人がいますが、この違いはいったい何なのか?

実は、肌の状態が影響しているのです。

今回の記事では、静電気が起きやすい人の特徴や、静電気対策について紹介します。

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なぜ静電気は起こるのか?

どんなものでも物質にはプラスとマイナスの電気があります。このプラスとマイナスの電気は同じ数、同じ量だけ備わっています。

ところが、物質同士が擦れ合うと、お互いのブラスとマイナスの電気が移動して、それぞれのバランスが崩れ、マイナスの電気が多い物質と、プラスの電気が多い物質が生まれてしまう。

このような物質はプラスとマイナスの電気の数が同じ状態に戻ろうとするので、金属などの電気を通しやすい物質に触れると、一気に放電してパチッと静電気が生じるのです。

静電気の電圧は、1千ボルトから1万ボルトほどあると言われています。

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静電気が起きやすい人の特徴

静電気が起きやすい人は、肌の水分量が少ないという特徴があります。

それでは、なぜ肌が乾燥している人は静電気が起きやすいのでしょうか?

肌に水分量が多いと肌から蒸発する水分も多くなります。この蒸発と一緒に体に帯びた電気は逃げていくのです。

静電気が起きやすい人-特徴-服-対策-画像

しかし、乾燥肌の人は水分の蒸発が少なく、電気が外に出にくいため体に溜まりやすい。この状態で金属などの電気を通しやすい物に触れると、バチッと静電気が起こります。

乾燥肌になると、肌の神経が敏感になり、静電気の刺激を感じやすくなります。

正常な皮膚はかゆみを感じる神経が皮膚の奥の真皮にあり、体の表面に静電気を帯びていても、かゆみはあまり感じません。

ところが、乾燥肌になると神経が皮膚の表面近くの表皮まで伸びてきます。すると静電気が神経を刺激しやすい状態になり、乾燥肌によるかゆみがさらに増してしまう原因になるのです。

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ドアノブでバチッとなる前に…

静電気が起きやすい人は、乾燥肌という特徴があるので、対策としては皮膚に保湿剤を塗ることが効果的です。

特にお風呂から出た後には、皮膚の水分まで奪って蒸発するので、お風呂上りには保湿を心掛けるようにしましょう。

脇腹や腰、肩、脛などは、衣服の摩擦が起こりやすい場所なので、しっかりと保湿する必要があります。

静電気は、体全体に帯びているので、手や顔だけを保湿するのではなく、広範囲を保湿すると効果的です。

また、室内の湿度を高くすることも大切です。加湿器などを使って湿度50%程度に保つと良いでしょう。

湿度が30%以下になると、静電気が起こりやすい環境になります。

金属を触る前に、手で地面に触って電気を逃すと金属のドアノブを触っても静電気が起こりにくい。

この対処法のことを、地面(地球)に電気を逃すことから、アースすると言います。

地面や道路などを手で触れることが最も効果的ですが、手を汚したくないという場合は、木製の壁や床などに数秒触れることでも効果があります。

静電気が起きやすい人-特徴-服-対策-ドアノブ-画像

静電気が花粉を引き寄せる

静電気は細かな粒子を引き寄せる性質があり、衣類に静電気が帯びていると花粉が付着してしまう恐れがあります。

静電気があると、花粉を家に持ち帰ってしまうことがあるのです。

また、室内で使用している加湿器などの水分を花粉が吸収すると、膨らんで破裂してしまうことがあります。

花粉が破裂すると、中からさらに細かい粒子が飛び散り、花粉の影響が増してしまいます。

静電気対策には、加湿器などで室内の湿度を高く保つことが大切ですが、湿度70%を超えると花粉が破裂してしまうので、室内の湿度は50%程度に保つ必要があります。

加湿器の近くは湿度が高い環境になるので、近くに外で着た衣類を置かないようにしましょう。

重ね着は素材の組み合わせに要注意!

最近は化学繊維を使用した衣類が多いので、こすると電気が起こりやすい。

ポリエステルの肌着の上にウールのセーターを着ると静電気が起こりやすいですが、ポリエステルの肌着の上に綿のセーターを着た時は静電気が起こりにくい。

綿は水分を8%ぐらい含んでいるので、水分があると電気を逃がす性質があるので、静電気が起こりにくいのです。

綿や麻、絹などの素材は、水分を含んでいるので静電気が起こりにくい。

アセテートやポリエステル、アクリルなどはマイナスの電気が多くなりやすい素材です。

レーヨンやウール、ナイロンなどはプラスの電気が多くなりやすい素材です。

プラスとマイナスの電気を組み合わせると静電気が起こりやすい。

保温や吸収性に優れた機能肌着は、ポリエステルやアクリル素材が多いので、その上に暖かいウールのセーターやナイロン製の服を重ね着すると、静電気が起こりやすいなるので注意しましょう。

洗濯の時に柔軟剤を使うと静電気を防ぐ効果があると言われています。

柔軟剤の主な成分はカチオン界面活性剤で、この成分が衣類に付着すると擦れても滑りが良くなり、摩擦が起きにくくなるので静電気も起こりにくくなるのです。

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